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【劇場型半島】歯止めなき韓国の「親日」狩り…今度は学校のシンボルツリーが標的

ソウルの春を彩るサクラ並木(AP)。サクラは「日帝残滓清算」の標的にならないわけは…
ソウルの春を彩るサクラ並木(AP)。サクラは「日帝残滓清算」の標的にならないわけは…

 韓国南部、済州島(チェジュド)で学校のシンボルとして親しまれてきたカイヅカイブキという木が一斉に引き抜かれる危機にひんしている。日本による朝鮮半島統治時代の「残滓(ざんし=残りかす)」を清算しようという条例案が可決され、この木が清算の対象に上がっているためだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任以降、親日派とされる作詞・作曲家がつくった各校の校歌を変えようとする動きも広がるが、根拠も乏しい主張を押しつける「親日狩り」には批判も強い。(ソウル 桜井紀雄)

■伊藤博文が植樹?

 済州島の道議会に「日帝強占期植民残滓清算に関する条例案」と題した条例案が提出され、6月20日の本会議で可決、成立した。日帝強占期とは、1910~45年の日本による朝鮮半島統治時代を指す。条例は、道内の学校で日本統治時代を象徴する文物が残されていないか実態調査を進め、「日帝残滓」だと判断されれば、取り除こうとするものだ。

 問題は、道教育庁が日帝残滓に分類した項目に、道内で広く植えられ、各学校のシンボルとなっているヒノキ科の常緑針葉樹、カイヅカイブキが含まれることだ。教育庁によると、カイヅカイブキを「校木」に指定した道内の小中高校は21校あり、計2157本も植えられている。

 条例が施行されれば、児童・生徒や卒業生が慣れ親しんできた母校のシンボルが「親日」の烙印(らくいん)を押されて引き抜かれる恐れが強い。

 初代韓国統監の伊藤博文が1909年に南東部の大邱(テグ)の公園で、当時の大韓帝国皇帝と記念植樹をして以来、朝鮮半島各地の官庁や学校に広く植えられるようになったとされ、現在の韓国では「朝鮮侵奪の象徴」と信じられている。

■元校長の苦言

 カイヅカイブキを排除する動きは、今年2月に南東部の慶尚南道(キョンサンナムド)の教育庁で実行された。庁舎中央玄関に植えられていたが、韓国固有種のマツに植え替えられた。

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