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【プールサイド】汗がかけない 病抱える飛び込みの坂井 五輪内定1号目指す

 何よりも悔しいのが、昨年から定着してきていた筋力が低下したことという。汗をかけないため、ランニングやウェイトトレーニングもできない。「夏になったら治ると思っているが、夏もこのままだったらどうしよう」。不安が胸を覆うこともある。

 それでも、前向きさを失わないのが坂井の強みでもある。「練習時間が短いからこそ集中してできる。あれもこれもじゃなくて厳選してできる」。メダル獲得を目指す2020年東京五輪へ向け、立ち止まっている時間はない。「汗をかかないためには競技を辞めるしかないけど、でも、競技を辞めて働くとしても結局汗はかくだろうし。しようがないですね」と逆境も明るく笑い飛ばす。

 世界選手権では、寺内とともに臨む男子シンクロ板飛び込みで8位以内に入れば、個人種目での東京五輪内定第一号となる可能性がある。加えて相方の寺内は東京五輪の出場が決まれば、夏季五輪最多タイとなる6度目の出場となる。

 期待を背負う26歳は「東京五輪でメダルを取ることが最終目標。そのためにも、8位に入賞することを大前提においてやっていきたい。(内定すれば)第1号だし、(寺内の)最多出場もかかっている。足を引っ張らないように頑張ります」。冗談めいた言葉の中に、強い意志をにじませた。(運動部 川峯千尋)

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