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【法廷から】「引き取りたい」 コンビニで子供産み落とした母はそう供述した

 続く被告人質問。被告は検察側の質問に「いずれ子供が生まれることは頭にあった」と供述した。

 しかし、妊娠判明後に医療機関を一切受診していないことを指摘されると、「金銭の問題で行けなかった」「いつごろ生まれるか分かっていなかった」と述べるにとどまった。

 さらに、「育てるつもりはあった」と供述しながら、女児を産み落とした後にトイレのふたを閉めるという、偽装行為とも取れる行動をしたことについては、「意識が朦朧(もうろう)としていた。記憶がない」。

女児はどうなる

 検察側によると、女児は現在、児童相談所で育てられているという。自治体の職権で戸籍は作られたが、父母の欄は空白だ。

 検察側は被告人質問で、女児の養育について質問。被告は「児童相談所に行って、引き取るために準備することを聞いた」「自分の戸籍に入れるため、弁護士に相談している」と供述した。

 しかし、この供述は履行されるのか-。刑事裁判は、被告人が罪を犯したか否かや、その罪に対する量刑を判断する場にすぎず、判決は供述の実効性を担保するものではない。

 ある児童相談所関係者は「あくまで一般論だが」とした上で、こう話す。

 「こうしたケースでは、ただちに親に子供を引き渡すことはしない。親がしっかりと子供を養育できるかを、慎重に見極めている。また。引き渡した後も定期的に家庭訪問をするなどしている」

 この女児の健やかな育成のため、刑事裁判終了後は行政によるきめ細やかなフォローが望まれる。

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