PR

ニュース プレミアム

【この人に聞きたい】しょっぱい紅茶と3000m障害への転向 岡田健、超名門・米大学での文武両道

大学のロゴマークを指さす岡田健。米国で磨いた力を初出場の日本選手権で発揮する=6月12日、東京都内(宝田将志撮影)
大学のロゴマークを指さす岡田健。米国で磨いた力を初出場の日本選手権で発揮する=6月12日、東京都内(宝田将志撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 日本陸上選手権(27日開幕、福岡)の男子3000m障害に、希有なキャリアを誇るランナーが初出場する。岡田健(たけし)。世界の大学ランキング上位常連校である超名門・米カリフォルニア大バークレー校を卒業したばかりの22歳だ。箱根駅伝に背を向け、海を渡った青年に研鑽(けんさん)と葛藤の4年間について聞いた。(運動部 宝田将志)

 《ノーベル賞受賞者をはじめ、政財界の大物、五輪メダリストらを多数輩出するカリフォルニア大バークレー校。岡田は同校を5月に卒業した》

 「よく『4年間、あっという間だった』と言うけど、僕の場合は最初の2年間がしんどかったので、『早く終わらないかな』という感じでした。陸上部も授業も全部、英語。逃げ場がなかった。この4年間で、人間的に成長したと思えるので自信がつきました」

 《岡田は横浜市青葉区出身。地元の公立中学で陸上を本格的に始め、東京・国学院久我山高のスポーツクラスに進んだ》

 「小学校の頃は野球をやっていました。当時から足は速くて、少年野球チームが10チームくらい集まった学年ごとのマラソン大会で、3年生から6年生まで毎年、優勝していました。僕は双子なんですけど、だから負けず嫌いな性格なんだと思います。僕は兄で、赤ちゃんの頃、弟より泣き声が大きくて、母は先に授乳させていたと聞きました(笑)」

 《中学3年になると、1500mや3000mで全国大会入賞。高校2年で世界ユース選手権3000mで8位入賞を果たし、将来を嘱望されるようになる》

 「世界ユースに出て、その数カ月後に2020年五輪の東京開催が決まった。すごくタイムリーでした。『シニアでも日本代表になれるように頑張れ』と周りに言われたし、自分もその気になっていた。高校3年の春までは日本国内の大学に行こうと思っていたんです。でも、心が変わった。五輪に出場したいなとずっと考えていて、どうやったら一番近いか。どうも自分が箱根駅伝を走れているイメージがわかない。長い距離になると弱さがあったので。僕(の適性)はトラック種目だなと思って、それなら米国だと。あと、米国で陸上をやっている自分を想像できなかった。それを知らないで終わる人生は寂しいなと思ったのもあります」

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ