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【医学部受験の現場から(4)】知識だけでなく、主体性が問われる時代に 河合塾・山口和彦

栄冠をつかむには…(写真は2018年3月の京都大合格発表)
栄冠をつかむには…(写真は2018年3月の京都大合格発表)

 最近よく聞く「高大接続改革」。そうはいっても、一般家庭では「入試が変わるらしい」程度の捉えられ方だ。多くの保護者は保守的だから不安だろう。ある高校の保護者講演で、「高大接続改革の入試に不安な保護者が多いので、少し触れてほしい」というご要望があった。

 私が「30年前」と「今」の渋谷の交差点の写真を示し、「何が違いますか」と問いかけると、スクリーンを凝視していた保護者があまりの変貌ぶりに気づき問いに納得しはじめる。今の信号は厚みが半分以下、ハイブリッド車が信号待ちをする。横断歩道の人は歩きスマホでぶつかりそうだ。時代の変化は生活の隙間に入り込み、そのスピードはこれからもっと早くなることを予見させる。今、あたり前になっている「もの」を30年前に予想する「こと」はできただろうか。

 私はここで「変化の激しい時代には、新しい発想で自分のあり方を考えるための教育が必要です」と申し上げる。多様化、グローバル化で変化の早い時代に直面する次世代の人は、成長しようと考える「こと」を自分の中に位置づけておく力が必要だ。

 多くの大学では、すでに教育に工夫が見られるし、われわれ予備校の講演でも単に入試という「もの」を説明するのではなく、その人のマインドに訴えかける入試という「こと」を伝えなければ、もはや時代遅れになりつつある。

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