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【中国観察】「パンダ外交」始まりは1300年以上前の日本か プーチン氏もほっこりの友好カード

6月5日、モスクワ動物園を訪れ、パンダを見るプーチン露大統領(手前)と中国の習近平国家主席(AP)
6月5日、モスクワ動物園を訪れ、パンダを見るプーチン露大統領(手前)と中国の習近平国家主席(AP)

 6月上旬、ロシアを訪問した中国の習近平国家主席は、プーチン露大統領とともにモスクワ市内の動物園を訪れた。中国がロシアに貸与したパンダ2頭が展示される施設を視察するためで、プーチン氏は「パンダは中国にとって国の象徴であり、友好的な行動を高く評価している」と発言。対米共闘の思惑から接近する中露関係の強化にパンダが一役買う形となった。中国外務省の報道官も「中国外交で特別な地位と役割を持っている」と指摘するように、パンダは中国にとって重要なカードになっている。(外信部 三塚聖平)

■中露外交の新章

 「パンダについて話すときは、いつも最後には笑顔になってしまう」

 6月5日、習氏とともにモスクワ動物園を訪れたプーチン氏は、パンダについてこのような感想を披露したとロイター通信が伝えた。動物好きで知られるプーチン氏は、実際に習氏と並んでパンダの前に立つと笑顔を見せた。

 ロシアに貸与されたのは雄で2歳の「如意(ルーイー)」と、雌で1歳の「丁丁(ディンディン)」の2頭。今後15年間にわたって、中国が所有権を維持したままロシアに貸与することになっている。中国のインターネットメディア「澎湃新聞」によると、ロシアでパンダが展示されるのは2001年以来という。中国メディアは「中露“パンダ外交”の新章」(光明日報)と強調した。

 今年は中露の国交樹立から70年に当たるため各種記念行事が行われているが、パンダの貸与もその一環とみられる。中国外務省の耿爽(こうそう)報道官は6月4日の定例記者会見で「外務省の記者会見では、しばしばパンダに関する話題に話が及んでいる。これこそがパンダの人気と、中国外交における特別な地位と役割を証明していると思う」と強調した。

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