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【びっくりサイエンス】解読進む古代都市バビロンの天文日誌 最古のオーロラ記録も

 そのうち自然科学の観点から注目されるのが、オーロラとみられる現象の世界最古の記録だ。天文日誌によると、紀元前567年3月12日から13日にかけての夜、西の空で4時間にわたって「赤い光」が輝いた。

 オーロラといえば北極や南極のような高緯度で見られるイメージが強いが、まれに低緯度でも見られる。日本上空でも過去に赤い色で輝く様子が観測されてきた。バビロンは日本とほぼ同じ緯度で、天文日誌では他にもオーロラとみられる記録が何回か登場する。

 三津間さんは、天体観測を行う目的の変化にも注目する。当初は人々の未来を占う占星術との関連が強かったが、後に天体現象を予測する方向へと移っていったことから「天文学の起源は、この辺りにあるのではないか」と考えている。

アレクサンドロス大王の記録も

 三津間さんは、2011年から2年ほどロンドンに滞在。大英博物館に通い、未解読の粘土板を中心に約8万枚の写真を撮影した。楔形文字は粘土板の表だけでなく裏や側面などにも刻まれているため、これだけの枚数になったという。

 天文日誌は月ごとに区切られて記録され、大きさが約20センチ四方の粘土板1枚で半年分をカバーしていた。天体の運行や天候、ユーフラテス川の水位に加え、大麦やナツメヤシ、羊毛を始めとした農畜産物の価格や歴史的な事件なども詳細に記録されている。

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