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【びっくりサイエンス】解読進む古代都市バビロンの天文日誌 最古のオーロラ記録も

アレクサンドロス大王が紀元前331年、ガウガメラの戦いでアケメネス朝ペルシャ帝国に勝利したことを記す粘土板。上から3行目以降に記述されている(大英博物館の許可を得て三津間康幸氏が撮影)
アレクサンドロス大王が紀元前331年、ガウガメラの戦いでアケメネス朝ペルシャ帝国に勝利したことを記す粘土板。上から3行目以降に記述されている(大英博物館の許可を得て三津間康幸氏が撮影)
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 旧約聖書に登場する「バベルの塔」で知られる古代メソポタミア(現在のイラク)の大都市バビロンの遺跡で大量に見つかった「天文日誌」の解読が、筑波大の研究者によって進められている。書かれた期間は約600年間におよび、天体観測や物価、歴史的事件など内容もさまざまだ。未知の出来事を伝える生の記録で、今後の研究成果が期待される。

未解読の粘土板は1000枚

 天文日誌は、粘土板に葦の茎を押し付ける形で、古代メソポタミア文明の楔形(くさびがた)文字が刻まれたものだ。19世紀後半にバビロンの遺跡で大量に見つかり、英国の大英博物館に収められた。言語は当時のアッカド語が使われていた。

 解読を進める筑波大の三津間(みつま)康幸助教(古代西アジア史)によると、これまでに見つかった粘土板の断片は、天文日誌の本体と日誌作成のために用いられた“メモ書き”などを合わせた約1700枚。このうち約700枚が欧米の研究者によって解読された。

 天文日誌が書き継がれた期間は、解読された範囲だけでも紀元前652年から同61年までの約600年間におよぶ。

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