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松本の旧開智学校国宝に 観光客増大に期待もガイド不足が心配

国宝に指定されることになった旧開智学校。新たな観光資源として期待されるが、解決すべき課題も横たわっている=長野県松本市
国宝に指定されることになった旧開智学校。新たな観光資源として期待されるが、解決すべき課題も横たわっている=長野県松本市
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 明治時代に建てられ、日本最古の小学校として知られる旧開智学校(長野県松本市)の校舎が国宝に指定される。近代の学校建築として初めての国宝指定となる。地元では、松本城に次いで2つ目となる国宝の誕生に、インバウンド(訪日外国人旅行者)を含めた観光客の増大に期待が広がっている。ただ、新たな観光資源として活用するには、ボランティアガイドの育成といった課題も山積している。

活用事業を検討

 旧開智学校の校舎は、明治9(1876)年に完成。幕末から明治初期に流行した「擬洋風(ぎようふう)建築」で木造2階建て、建築面積は513平方メートル。地元大工の立石清重(せいじゅう)が建築を手がけた。

 正面玄関や等間隔に配置された縦長窓などに洋風の特徴を持つ一方、外壁にはしっくい塗りという日本の伝統的な技術が使われている。高い完成度が評価され、昭和36年には国の重要文化財に指定されている。

 柴山昌彦文部科学相への国の文化審議会の答申では、「近代化を推進した開化期の洋風建築受容を示し、近代教育の黎明(れいめい)を象徴する最初期の擬洋風学校建築として、深い文化史的意義を有している」と評価された。

 答申を受け、松本市の菅谷昭市長は「大変喜ばしい」と歓迎の意を表明。その上で、「適切な保存・管理の計画を定め、周辺環境の整備、価値を発信する活用事業の実施を検討したい」との考えも示した。阿部守一知事も「県教育の未来に向けての礎として、学びの県づくりをめざしていく」とのコメントを発表した。

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