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大英博物館でManga展(下) 「漫画を世界文化遺産に」今後は「萌え」も?

 同展は、大英側のニーズともマッチした。大英は世界各地から観光客が集まるものの、主な来館者層は40~50代。最近はロンドンの美術館「テート・モダン」に入館者数トップの座を奪われており、若者の関心を呼び込める展示を求めていた。

 実際、会場には多くの若者が集い、両親や祖父母と訪れている子供も多く、この狙いは成功したといえる。会場には、何百冊もの漫画が読み放題のコーナーもあり、多くの人が「立ち読み」を満喫していた。

「原画散逸」問題提起も

 「漫画には、日本のものからグローバルなものになってほしい。世界文化遺産になってほしいんですよ」

 こう漫画愛を語るニコルさんだが、懸念している点もある。その一つが、ネットオークションなどを通じて原画が海外に流出し、散逸してしまうという危機感だ。

 出版関係者によると、これまで日本で原画が大切に扱われていたとは決して言えないようだ。中には、作者の自宅の押し入れに詰め込まれていたり、担当編集者のロッカーの中で忘れられていたり、無造作に捨てられたりするケースもあったという。原画を守る役割を担う「横手市増田まんが美術館」(秋田県)のように、近年は保存の機運が芽生えつつあるものの、その動きはまだ鈍い。

 「19世紀、浮世絵が外国に大量流出したのと同じようなことが、このままだと起きてしまうかもしれない。原画は芸術性の高い、れっきとしたアートです。もっと原画を大事にしてほしい」(ニコルさん)

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