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アヒル数千羽たわむれ、丸太も…心を沸かす大阪の銭湯

何百羽、何千羽と湯船に浮かべられることもある「あひる風呂」。子供たちも準備を手伝う=大阪市東淀川区の昭和湯
何百羽、何千羽と湯船に浮かべられることもある「あひる風呂」。子供たちも準備を手伝う=大阪市東淀川区の昭和湯
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 こうして銭湯を取り巻く環境が大きく変わっても、良い時代を知る高齢世代が中心の組合で、若い世代の意見はなかなか通らなかった。そこで現状を打破して銭湯への新たなニーズを掘り起こそうと、28年6月に結成されたのがfor-Uだった。

 現在は30~50代の20人が所属。企画したイベントは組合理事会の承認を得ると、府内の全組合員に伝えられる。イベントで使う物品を組合が一括購入して希望店に提供しており、3年間で373軒の約半数が参加するまでになった。

子供向けや女性限定も

 メンバーらは、自分が経営する銭湯の集客にも知恵を絞る。

 たとえば朝日温泉(大阪市住吉区)では将来の銭湯ファンを増やそうと、大人の利用客の寄付を集めて子供たちに入浴をプレゼントする「こども銭湯」に力を注ぐ。昭和湯(同市東淀川区)では、男性中心の銭湯のイメージを払拭しようと、女性限定の営業日を7月に設けるという。

 ユートピア白玉温泉(同市城東区)は、京橋駅周辺のゲストハウスや飲食店で特典を受けられる「入浴手形」を作ることを検討。実現すれば訪日外国人(インバウンド)にも喜ばれる取り組みになりそうだ。

 for-uの森川晃夫(てるお)委員長(43)は「銭湯文化を残すためには個々の努力に加えて全体の底上げが必要だと感じている。新規顧客を掘り起こすための慣習にとらわれない新しい発想を、先輩方にも受け入れてもらいたい」と話している。

全国展開となった昨年2月の「ボンタン湯」では、のれんを掲げるなどした=大阪市東淀川区の昭和湯
全国展開となった昨年2月の「ボンタン湯」では、のれんを掲げるなどした=大阪市東淀川区の昭和湯
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