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【大前恵の勝つための食育】上原投手から告げられた突然の引退

 春先には翌シーズンのメジャー挑戦を表明していましたが、私自身はこのまま引退してしまうのではないかと思っていました。五輪直前の合宿は東京・赤坂のホテルが選手宿舎になっていました。そんな上原投手を奥さまが送迎している姿に頭が下がりました。

 そして、改めて分かったのが、上原投手の「強さ」でした。上原投手はもともと、あまりメンタルトレーニングを大切だと考えていませんでした。だけど、私は何か彼の力になれることはないかと考え、専門家を紹介しました。断るかと思っていた上原投手ですが、「カウンセリングを受けてみる」とのこと。関西の先生だったので、遠征先の神戸から新大阪へ移動するときに会うことになりました。

 そのとき、先生が言っていた言葉は「いろいろとチェックしたけど、精神面はとても強くて、何もできることがない。こんなに強い人はいません」とのことでした。確かに、原因が分からないのに調子が上がらず、自暴自棄になってもおかしくないのに、上原投手は必死に自分と向き合ってトレーニングを続けていました。

 見事に復活し、メジャーでワールドシリーズ制覇の胴上げ投手にもなったのは、皆さんご存じの通りです。

 44歳。本人は引退会見で「もうちょっとやりたかった」と話していましたが、これだけの実績を残して長く現役を続けてユニホームを脱ぐというのは、尊敬のひと言です。私自身も上原投手を担当したときから、プロ野球選手の栄養サポートのキャリアがスタートしました。そして、私自身も多くの成長をさせていただくことができました。上原くん、本当にお疲れさまでした!

 ■大前恵(おおまえ・けい)1968年1月生まれ。大妻女子大家政学部・食物学科卒業時に管理栄養士の資格を取得。PR会社勤務、主婦を経て、99年に明治に入社。プロ野球やサッカーの選手らを栄養面でサポート。明治がサポートする野球日本代表「侍ジャパン」などの大会や合宿などにも帯同する。

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