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チコちゃんが画面から飛び出す? NHK放送技研で次世代展

 AR技術を活用した新しいテレビ視聴サービスのあり方も研究されている。

 デモンストレーションのコーナーでは、人気番組「チコちゃんに叱られる!」「みんなで筋肉体操」を使った視聴体験を紹介。ARグラスをかけた状態でテレビを見ると、番組の出演者が画面から抜け出て自分のすぐそばで動き回るような体験ができたり、離れた場所にいる家族や友達とAR空間で一緒に番組内容を実践したりすることもできる。こうした技術は放送波と通信回線を同期させることで実現できる。リアルタイムにARで合成する仕組みだという。

AI技術の利用拡大

 人工知能(AI)を活用して効率的な番組制作支援などを目指す研究についても報告された。中でも「スポーツ映像の状況理解技術」の進歩は、これまで制作コストの負担から中継が難しかった学生、アマチュアなどのスポーツを観戦する機会を広げてくれるかもしれない。

 例えば、サッカーなら1台の超広角レンズによる8Kカメラを使って、フィールドほぼ全面を俯瞰(ふかん)した映像を撮影する。そこから状況理解AIがボールの位置や速度、選手の顔の向きなどの情報を抽出し適切なカメラの構図を自動決定する。

 機械学習などを使って被写体や競技に関する知識を蓄積すると同時に、熟練カメラマンならばどのようにボールを追うのかといった制作ノウハウを入力し、カメラワークを制御データとしてフィールド周辺のロボットカメラに送るという。

 サッカーの中継番組制作の省力化のほか、学生やアマチュアスポーツにも応用できるようになれば、これまで中継されることの少なかった競技にも親しむ可能性が広がる。

 このほかにも、高齢者や聴覚障害者の要望を背景に、AIを活用した音声認識により、生放送の音声から自動的に字幕を制作して、スマートフォンなどにインターネット配信する技術も紹介された。

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