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記録的不漁続くサクラエビ 秋漁も見通し厳しいか

昨年の秋漁時で集められたサクラエビのサンプル。生育状況が芳しくなく出漁はゼロ日で終わった=平成30年11月30日、静岡市清水区
昨年の秋漁時で集められたサクラエビのサンプル。生育状況が芳しくなく出漁はゼロ日で終わった=平成30年11月30日、静岡市清水区
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 国内では静岡県の駿河湾のみで漁が許されているサクラエビの記録的不漁が続いている。漁期は春と秋の年2回。透き通るようなピンクの体を持ち、夜の海できらめく姿は「駿河湾の宝石」と称される県内屈指の名産品だが、ほぼ1年間まともに漁ができていない。漁業関係者らは原因究明に着手しているものの特定には至っておらず、早くも秋漁を不安視する声も出ている。(静岡支局・石原颯)

キロ1万円弱の高値

 「加工業者、消費者には高いエビを買ってもらった。感謝するだけです」

 当初の予定より5日前倒しし、今年の春漁を打ち切ると発表した1日。県桜えび漁業組合の実石正則組合長は記者会見をこう締めくくった。

 資源保護のため、厳しい自主規制の中で実施した春漁は平成元年以降最少の85・3トンに留まり、価格は高騰。1日早朝に由比港(静岡市清水区)で行われた競りでは、1杯(15キロ)当たり平均約14万4000円の高値が付いた。

 これには加工業者から悲鳴が上がった。関係者によると、取引を打ち切った業者も相次いだという。県桜海老加工組合連合会の高柳昌彦副会長は「想像以上の価格になった。これでは商売にならない」と漏らす。

 地元の仲買業者や加工業者はサクラエビが収入の軸になっているところも多い。「代替するにしても、他の沿岸の水産物も水揚げが厳しくなっている。直近で穴を埋められるものはない」と頭を抱える。

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