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【いざ!東京五輪】競泳・最年長29歳入江陵介、再起へ「耐え抜く」

競泳のジャパンオープン男子200メートル背泳ぎで優勝し、笑顔の入江陵介=2日、東京辰巳国際水泳場
競泳のジャパンオープン男子200メートル背泳ぎで優勝し、笑顔の入江陵介=2日、東京辰巳国際水泳場
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 日本競泳陣は、4月の日本選手権と、2日まで行われたジャパンオープンを経て、夏の世界選手権(韓国)に挑む男女代表25人が決まった。最年少は女子自由形のリレーで代表入りした高校2年の池本凪沙(コパン宇治)。対する最年長は、五輪で3個、世界選手権で4個のメダルを持つ男子背泳ぎの第一人者、29歳の入江陵介(イトマン東進)だ。「ここからどんどんスピードが上がれば(世界選手権が)楽しみ」と入江の表情は明るい。

 2006年に16歳で代表入りしてから14年連続で日の丸を背負う。並大抵のことではない。無駄のない筋肉隆々な肉体と、深みが増した端正な顔立ちに、積み重ねた歳月を感じる。

 ただ、五輪と世界選手権では、13年世界選手権男子400メートルメドレーリレーでの銅メダルを最後に、表彰台から遠ざかっている。16年リオデジャネイロ五輪で200メートル背泳ぎで8位、100メートル背泳ぎで7位に終わり、一度は引退を考えた競技人生。東京五輪がなければ、今はないだろう。

 17年に心機一転、練習拠点を米国に移した。女子背泳ぎの世界記録保持者キャスリン・ベーカーらトップスイマーと泳ぎ、五輪金メダル23個の“怪物”マイケル・フェルプス氏(米国)を育てたボブ・ボウマンコーチの練習に参加するなど、新たな地で受け続ける刺激こそ、再起への足がかりとなっている。

 さらに今季は、強化体制が“深化”。4月の日本選手権後から、1988年ソウル五輪100メートル背泳ぎ金メダルの鈴木大地氏を育てた鈴木陽二コーチにも師事する。

 鈴木コーチの下では、男子200メートル自由形の日本王者、松元克央(かつひろ)(セントラルスポーツ)と同じトレーニングを積む。ギアを一段階上げなければ、練習についていけない毎日だ。メニューの種類が豊富な米国で不足と感じていた泳ぎ込みを、名伯楽のハードなメニューで補い、「(日米の環境を)すごくうまくミックスできている」とうなずく。

 強化の一環で臨んだジャパンオープンは、100メートルでスピードに乗れず、日本選手権に続いて派遣標準記録を切れなかった。ベテランらしく瞬時に頭を切り替え、最終日の200メートルは後半100メートルのスピードを上げることに集中。1分56秒82の物足りない記録でも、「気持ち良く泳ぎ切れた」ことが収穫だった。

 時間はまだある。4日には、標高約2100メートルの米アリゾナ州フラッグスタッフでの高地合宿へ出発。「29歳という年齢にも向き合いながら、今シーズン爆発できるように耐え抜きたい」と入江。この夏、再びその名を世界へとどろかせたい。(運動部 西沢綾里)

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