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【プールサイド】続く競泳界の停滞ムード 世界選手権は「厳しい戦い」

ジャパン・オープンの女子200m平泳ぎで優勝したものの、派遣標準記録に届かず、涙を流す渡部香生子(中央)=東京辰巳国際水泳場(川口良介撮影)
ジャパン・オープンの女子200m平泳ぎで優勝したものの、派遣標準記録に届かず、涙を流す渡部香生子(中央)=東京辰巳国際水泳場(川口良介撮影)
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 「世界選手権はなかなか厳しい戦いになるかもしれません」

 競泳日本代表の平井伯昌監督は厳しい顔つきだった。世界選手権(7月、韓国)代表選考の“追試”となったジャパン・オープンが2日に終わり、日本代表男女計25名の顔ぶれが出そろった。

 記録が低調だった4月の日本選手権からの増員は8人にとどまり、日本競泳界に漂う停滞ムードを払拭することはできなかった。

 個人種目の世界選手権代表は、日本水連が設定した派遣標準記録(世界大会16位相当)を突破した上位2人が選ばれる。しかし、4月に行われた日本選手権では全体的に記録が伸び悩み、男女各17種目のうち、2枠とも埋まったのは男子が2種目、女子が1種目のみ。枠が埋まらなかった種目がジャパン・オープンで選ばれることになっており、今大会の重みが増していた。

 だが、新たに個人種目の代表権を勝ち取ったのは、すでにメドレーリレー要員で代表入りを決めていた小関也朱篤(ミキハウス)の男子100メートル平泳ぎ、牧野紘子(東京ドーム)の女子200メートルバタフライを除くと、女子100メートル平泳ぎの青木玲緒樹(ミズノ)の1人だけ。結局、日本選手権との2大会で、派遣標準記録を切ったのは計12種目(男子8、女子4)で、男女各34枠のうち男子が10枠、女子が6枠しか埋まらなかった。

 闘病中の池江璃花子(ルネサンス)、不振の萩野公介(ブリヂストン)が不在の影響もあるが、日本の得意種目でも苦戦が目立った。男子200メートルバタフライでは2016年リオデジャネイロ五輪銀の坂井聖人(セイコー)が0秒23派遣記録に届かず代表落ち。女子200メートル平泳ぎも15年世界選手権覇者の渡部香生子(JSS)、12年ロンドン五輪銀の鈴木聡美(ミキハウス)が派遣記録を突破できずに涙をのんだ。

 いずれも日本が世界と張り合ってきた種目だけに、平井監督は「あと数名は個人で派遣を突破してくれると思っていたので残念」と落胆の色を隠せなかった。

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