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「なつぞら」超えるか 次期朝ドラ主人公の波瀾万丈

信楽焼の作品を制作する若き日の神山清子さん(本人提供)
信楽焼の作品を制作する若き日の神山清子さん(本人提供)
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 滋賀県甲賀市を舞台に信楽焼の女性陶芸家の奮闘を描くNHKの朝の連続テレビ小説「スカーレット」が、現在放送中の「なつぞら」に続いて9月から放送される。女優の戸田恵梨香さんが演じる主人公、川原喜美子のモデルとされる神山清子(こうやま・きよこ)さん(82)は、信楽焼の女性陶芸家の草分けとして男社会だった陶芸の世界で輝きを放ってきた。「誰にもまねできないものだけを作ってきた」と神山さん。その波乱に満ちた半生を「幸運の連続だった」と振り返る。(花輪理徳)

男勝りの幼少時代

 長崎県で生まれた神山さんは終戦間際の小学3年のときに家族で滋賀県の信楽町(現甲賀市)に移り住んだ。幼いころから男勝りの負けん気な性格で、「懸垂(けんすい)でも男の子に負けたことがなかった」と胸を張る。

 陶芸の里で育ち、軒先に並べられた火鉢や、ろくろを回す信楽焼の職人の姿を見ながら学校に通った。絵が得意で手先が器用だったといい、中学校に通うころには職人の仕事を見るうちに「私にもできんかな」と思うようになり、学校帰りに毎日飽きもせず職人の仕事を眺めていた。

 高校卒業後、美大への進学を希望したものの、「女に大学なんて」と父親の反対にあって断念。信楽焼の絵付けを請け負う会社に入るが、「結婚・出産を機に家でもできる仕事を」と自宅で陶芸を始めた。

 当初はおたふくのお面の制作や他の陶芸家の下請けをしていたが、特定の師匠について専門的に陶芸を学んだわけではなく、試行錯誤の連続だった。

 「あれならできる」とタヌキの焼き物を作ってみたが、休憩から戻ると作ったタヌキが全てうつぶせに倒れていたことも。厚さを均一にしたことで大きいおなかの部分が重くなり、バランスを崩したのだ。「恥ずかしかったし、ショックやった」

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