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【メディア会見録】5月(上)常時同時配信で「権利処理のルール共通化を」

NHKの上田良一会長
NHKの上田良一会長

 5月に行われたテレビ・ラジオ各局の会見では、WOWOWの社長がテレビと同じ番組を常にインターネットでも流す「常時同時配信」に絡み、「権利処理のルールが共通化していくことを期待している」と述べた。

「利用者のライフスタイルに合わせ」

 【WOWOW会見、5月9日午後1時~】

 《田中晃社長、大高信之常務らが出席。同社は昨年、他の放送局に先行する形で「常時同時配信」を始めた》

 田中社長「明らかにWOWOWという放送メディアに接触する人が増えている。テレビを通じた電波の放送がシュリンク(減少)していくのではないかといわれているが、むしろ利用者のライフスタイルに合わせていけばいいのではないか。放送免許のもと、規律をもって安心して提供できるコンテンツが、ウェブでも届けられることは重要だと思っている」

 《NHKも今年度中に常時同時配信を始める見込みだ。現代の多様なライフスタイルに適合しやすくなるが、同時配信は著作物の2次利用に当たるため、出演者らの許諾を得る権利処理も必要となる。権利処理ができない場合は別の番組に差し替えて配信することになり、同時配信のカバー率向上も課題となっている》

 田中社長「各社が始めれば権利処理の共通のルールができてくるだろう。早く進むことを期待している。4月の権利処理は92%だった。高い数字だが、同時配信なので100%にしなければいけない。権利処理のルールが共通化していくことを期待している」

 大高常務「権利処理できないのは一部の音楽番組やミュージカルなど。今後、理解が広がれば徐々に進むと思っている」

「オリンピックを盛り上げたい」

 【NHK会見、5月9日午後3時~】

 《NHKによるテレビ番組のインターネット常時同時配信を可能にする放送法改正案が成立した場合の対応などについて上田良一会長が発言した。改正放送法は5月29日に成立した》

 上田会長「受信料を支払っている方に補完的に見ていただくサービスになるので、実際のサービス開始に向け、関連するさまざまなシステムの整備や個々の利用者の認証方法の決定など色々な難しい問題を抱えており、具体的な準備作業を進める必要がある。NHKとしては来年の東京オリンピック・パラリンピックで最高水準の放送サービスを実施することを目指していることから、2019年度中に常時同時配信を開始したいと考えており、法改正が行われれば、視聴者の皆さまに新たなサービスについてご理解いただく取り組みも含め必要な準備を着実に進めていきたい。できれば2019年度中に試験的であっても常時同時配信を開始し、3月末に予定されている聖火リレーにはインターネットも使ってオリンピック・パラリンピックを盛り上げていきたい」

「感動を与えるコンテンツを発信する」

 【ニッポン放送会見、5月15日午後2時~】

 《令和に入って初めてとなる会見で、岩崎正幸社長が意気込みを語った》

 岩崎社長「やらなければいけないことはやはり、ラジオの持つ役割をしっかりと行うこと。一つは、平成は大変、災害の多い時代だった。令和の時代に大災害のないことを祈っているが、いざ起きた場合の国民の安全・安心を守る上でライフラインとしての役割をしっかり果たすということが一つ。もう一つの役割は世の中を明るく元気にするという役割を持っているので、そういった意味では今年7月に(ニッポン放送は開局)65周年を迎えるということで、そういった役割を踏まえるためにも、新しくて、面白くて、そして感動を与えるコンテンツを発信する。それがひいては弊社のブランドアップ、収益アップにつながると思う」

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