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【橘ジュンの人生相談】自分の顔が嫌いです

相談

 自分の顔が嫌いで時々、どうしようもなく苦しくなります。中学生の頃から自分の顔が気になるようになり、学生時代はほぼ毎日マスクを着けて生活しました。誰かに何か言われたわけでも、いじめられたわけでもありません。

 写真で見ると、あまりのひどさに自分はこんな顔で平気で生活していたのかと急に苦しくなります。こんなひどい顔なら消えてしまいたいとも思えます。気の持ちようだということも、他人はそこまで気にしていないことも頭では分かっていますが、やっぱり辛いです。

 本心は自分も普通の人みたいに写真を撮り、楽しい思い出を残していきたい。人にどう思われているかを常に恐れて生活するのはやめたいです。少しでも改善していくにはどんな方法がありますか。(関東在住、20代、アルバイト)

回答

 声をありがとうございます。「自分の顔が嫌い」。その気持ち、分かります。テレビや雑誌などで目にする有名人と自分の容姿を比較して、ため息をついたり、肩を落としたり、人に会いたくないと思う日だってありますよね。

 知り合いにメークに3時間かける女の子がいます。納得いかないと鏡を割りたくなる衝動に駆られてしまうそうです。「ま、いいか」が上手にできない完璧主義なのかもしれませんが、その姿はとても苦しそうです。とらわれて、自分を追い詰めてしまうのです。

 SNS上にも気になる呟(つぶや)きがありました。顔写真を加工するアプリ「SNOW」を使っている子は「SNOWの顔がいい。むしろSNOWの顔じゃないと生きられない」とか「『可愛(かわい)い』は正義」など…。承認欲求を満たしたい気持ちは誰にでもありますが、「いいね!」をたくさんもらっても満たされることはないでしょう。きっと本心では「他の誰でもない、自分に愛されたい」と、願っているのだと思います。

 自分を好きになろう! とは言いませんが、好きになる努力はしてみよう! と伝えたい。ありのままの自分を受け入れることができれば自分に似合うもの、服、メーク方法などが見つかるかもしれない。今は盛れるマスクメーク術なども紹介されています。

 生活習慣などで変えられることは変えていって、とらわれていた自分を少しずつ解放してあげてほしい。自分のことを褒める練習をしてほしい。

 何を試しても日常生活に支障が出てしまったり、時間の浪費や神経の消耗が激しかったりする場合は、自分が醜いと感じてしまう気持ちの本質的なことから理解するための専門的な治療が必要なのかも。その時は一人で抱えないようにしてくださいね。

回答者

橘ジュン フリーペーパー「VOICES MAGAZINE」編集長。45歳。NPO法人「BOND プロジェクト」で、少女たちを支援している。主な著書に『最下層女子校生 無関心社会の罪』(小学館新書)。

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 〈メール〉life@sankei.co.jp

 〈FAX〉03・3270・2424

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