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首長は息子に譲れないのか 世襲で維新に敗れた大阪・池田市長選(下)

大阪府池田市長選で、出馬した長男の第一声の前に、応援演説する倉田薫前市長=4月14日、同市内(画像を一部加工しています)
大阪府池田市長選で、出馬した長男の第一声の前に、応援演説する倉田薫前市長=4月14日、同市内(画像を一部加工しています)
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 今春の統一地方選で、市長が突然辞職を表明し、出馬した長男が大阪維新の会候補との一騎打ちで敗れた大阪府池田市長選。市民の間には世襲そのものには理解を示す声も少なくなかったが、「世襲のための抜き打ち選挙」という拒否感が広がっていた。世襲は国会、地方を含めて議員には多いが、市長にはあまり見られない。市長の世襲は受け入れられにくいのだろうか。(張英壽)

世襲悪くないけどやり方が…支持者批判

 市長選は、6期目だった倉田薫市長=当時(70)=が4月2日に突然22日付の辞職を表明したため、12月に行われていた市長選が統一選の市議選(4月14日告示、21日投開票)と同日程になった。倉田氏は「後継指名はしない」としたものの、長男(46)と維新公認の冨田裕樹氏(42)の元池田市議2人が出馬。府内では統一選前半戦で、維新が府知事選、大阪市長選で勝利したほか、府議選、大阪市議選、堺市議選でも躍進。長男は「抜き打ち選」への批判のほか、維新に吹いた風も逆風となり、5千票近くの差をつけられ敗れた。

 有権者はどんな思いで投票したのか。阪急池田駅前で市民に聞いてみた。

 パート勤務の女性(60)は「世襲は悪いとは思わないけど、倉田さんのやり方は急ぎすぎ。突然やめ、(選挙まで)日にちがない中で、息子を立てるというやり方は納得いかない」と語気を強めた。以前の市長選では倉田氏に投票していたというが、今回は冨田氏に一票を投じたという。

 「倉田さんにはお灸(きゅう)をすえないと。(市長選と市議選を同日程にすることで)経費節減や投票率アップが期待できると言っていたけど、(もっと早い)年末や1月にやめるというべきだった」

任期全うしていれば…

 任期を全うすれば、世襲は構わないとする意見もあった。

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