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何を読み違えたのか 世襲で維新に敗れた大阪・池田市長選(上)

任期最終日の4月22日、長男が出馬した大阪府池田市長選について語る倉田薫前市長=同市役所
任期最終日の4月22日、長男が出馬した大阪府池田市長選について語る倉田薫前市長=同市役所
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 今春の統一地方選で、市長の世襲が争点となった大阪府池田市長選が注目を集めた。約20年にわたり在職した市長が4月に突然、任期途中での辞職を表明したことで急遽(きゅうきょ)決まったが、告示まで2週間を切っていた。長男と大阪維新の会候補との一騎打ちとなった選挙戦で、長男は「世襲のための抜き打ち選挙」の批判と、維新に吹いた風を受け敗れた。維新が躍進した大阪府内の統一選。市長は何を読み違えたのだろうか。(張英壽)

告示まで12日、突然の辞職表明「後継指名しない」

 4月2日、6期目だった倉田薫市長=当時(70)=は市役所で記者会見し、12月の任期満了を待たずに4月22日付で辞職すると明らかにした。これによって統一選の特例法が適用され、市長選が、統一選の市議選(4月14日告示、21日投開票)と同日程で行われることになった。

 倉田氏は平成23(2011)年11月の府知事選で「反維新」候補として出馬し、維新の松井一郎氏(現・大阪市長)らと戦った。このため、もとは統一選の市議選と同日程だった市長選が12月に行われるようになっており、市長選の日程を戻すことで「投票率向上や経費削減が期待できる」と辞職の理由を説明した。

 かねて長男の池田市議=当時(45)=が出馬する可能性が取り沙汰されていたものの、会見で倉田氏は、自分からは後継者について言及しなかった。報道陣が後継者をどうするか質問して初めて「私の思いを引き継ぐ方が立候補すると思う。後継指名することはない。白紙」と明言。長男の去就についても「本人が決めること。私が決めることではない」と切り返した。

 抜き打ち選挙ではないかという質問には「立候補の意思がある方がいれば準備できる。サプライズではない」と言い切った。

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