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【Jリーグ通信】浦和-湘南戦の誤審 可視化の装置、導入加速

17日の浦和-湘南戦の前半、湘南・杉岡のゴールがノーゴールの判定となり、審判団に詰め寄る湘南の●(=恵の心を日に)貴裁監督(後方右から3人目)=埼玉(中井誠撮影)
17日の浦和-湘南戦の前半、湘南・杉岡のゴールがノーゴールの判定となり、審判団に詰め寄る湘南の●(=恵の心を日に)貴裁監督(後方右から3人目)=埼玉(中井誠撮影)

 さまざまな問題を提起する誤審だった。17日に埼玉スタジアムで行われたJ1の浦和-湘南戦で、湘南の杉岡が放ったシュートはサイドネットを揺らしたにもかかわらず、判定はノーゴール。科学技術を活用した判定の導入を求める声は大きくなり、フェアプレーのあり方にも一石を投じるプレーとなった。

 問題のシーンは浦和が2-0でリードしていた前半31分に起きた。湘南の杉岡がペナルティーエリア外から放ったミドルシュートは、右のポストをたたいて逆サイドのネットを揺らした。しかし、ゴールラインの外へ弾き出てきたボールを浦和のGK西川がセンターサークルに向けて投げ返すと、プレーは続いて浦和のカウンターにつながった。判定はノーゴールだったのだ。

 審判団の責任は重く、日本サッカー協会は20日に臨時審判委員会を開き、担当した審判4人を18日から1~2週間の公式戦割り当て停止とした。

 ただ、ネットを揺らしたボールがゴールラインの外へ出てくるのはレアケースだ。テレビ中継のようなサイドライン側からの視点では明白なゴールにみえても、杉岡の後方やや右にいた主審の位置から、しかも瞬時に判断するのは難しい。判定に予断は禁物とはいえ、ネットを揺らしたボールがゴールラインの外へ出てくるはずはないという思い込みもあったかもしれない。

 今回のケースのような誤審の防止策が、ワールドカップ(W杯)やイングランド・プレミアリーグ、ドイツ・ブンデスリーガなどで導入されているゴールラインテクノロジー(GLT)だ。科学を駆使してボールが完全にゴールラインを越えたかを判定する装置で、問題となった試合を現地で視察していたJリーグの村井満チェアマンは「GLT導入を議論していかないといけない」とコメント。23日には、2021年からのJ1で、リプレー映像を活用する「ビデオ・アシスタント・レフェリー」(VAR)を全面導入することを目標に、審判員の養成や設備面の準備を進めることを明らかにした。

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