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“成り行き任せ”から予想外の感動 テレ東「家、ついて行ってイイですか?」舞台裏

同意を得た家庭で撮影するスタッフ=4月2日、東京都北区
同意を得た家庭で撮影するスタッフ=4月2日、東京都北区

 通行人に声をかけて帰宅に同行し、その人の住居でインタビューを敢行するテレビ東京のバラエティー番組「家、ついて行ってイイですか?」。近年、「やらせ」問題など過剰な演出に反感を持つ視聴者が多いなか、成り行き任せの結末による予想外の感動や驚きが支持されている。台本無しの番組にはハプニングがつきもので、放送できないエピソードも多い。そんな番組の舞台裏をうかがった。(文化部 三宅令)

 ■予想外の衝撃的な告白

 東京・池袋で暴走車によって母子2人が死亡した事故をはじめ、高齢ドライバーによる交通死亡事故が世間を騒がせている。5月15日に放送された同番組では、80歳の男性が運転する乗用車に、高校1年の長女をひき殺された男性(47)が登場した。

 「老人の車、アクセルとブレーキ踏み間違えたと」「壁に向かってうちの娘を押し当て、5分も6分も10分も降りてこない。(周囲が運転席から降りろと叫ぶなかで)、本人はアクセル踏み潰していた」「何もしてあげられなかった」-。

 埼玉県の大宮駅で番組スタッフに「タクシー代を出すので、家ついて行ってイイですか」と声を掛けられ、明るく同行を快諾したのとは裏腹に、住まいで3年前の事故を振り返った男性の重い告白。ロケ日は4月18日とくしくも池袋暴走事故前日で、狙って撮影できるものではない、あまりに衝撃的な内容が大きな反響を呼んだ。

 ■リアルを追い求めて

 番組プロデューサーの高橋弘樹氏(37)は「単なるバラエティーとして消費されるものでなく、民俗学的な記録映像として、人々のリアルな日常を残したい」と話す。

 わざとらしい演出を排除した番組作りは、約束された“撮れ高”がなく、どんな内容になるか予測不能。VTRを確保するため、2人1組のインタビュースタッフが毎月延べ500組も出動する。終電後の深夜などにそれぞれ関東近郊の街頭をうろつき、道行く人に声を掛けている。

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