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【TVクリップ】「白い巨塔」岡田准一「財前の人生を全部見て」

俳優の岡田准一=東京都港区(川口良介撮影)
俳優の岡田准一=東京都港区(川口良介撮影)
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 山崎豊子の名作長編小説の主人公で、これまで田宮二郎や唐沢寿明ら、数々の名優が演じてきた財前五郎役に挑む。

 「これまではリメーク作品自体を避けていたところがある。どうしても比べられますから。過去の作品を見た方には、そちらの方が思い出深いでしょうしね」

 加えて、今回はテレビ朝日の開局60周年の記念ドラマ、しかも5夜連続放送など、数々のプレッシャーがのしかかってきそうな役どころだ。

 「テレビ朝日の5夜連続ドラマは、敬愛する渡哲也さん主演の『弟』(同局45周年記念ドラマ)以来。ハードルは高いですよね」と慎重に言葉を選ぶが、だからこそ「挑戦するにはいい作品」と自身を奮い立たせてきた。

 38歳を迎えて、実像と近い年齢の役でもある。「今の時代に愛人に会いに行く役というのもなかなかない。男を描く作品が山崎さんの作品には多いですが、そういう役に選ばれる年齢になったんだなと。そういう役を岡田で、と思ってもらえることはうれしいですね」と話す。

 実は医者の役は初めて。「研修は受けるんですよ。縫ったり切ったりの練習もしますし。でも、病名や専門用語など完璧に理解できるものでもない。“らしく”手術をして、“らしく”演じるのが仕事」といい意味で割り切って臨んだ。

 それでも「ダークヒーローでもあるので、後輩を追い込んだりもする。今のコンプライアンス全盛の時代にそぐわないぐらい」だ。だから演じるのは「しんどかった」とも明かす。演じることで自分自身が追い込まれた格好だが、そんなときには「(精神的に)壊れないようにするだけだった」と打ち明ける。それだけ全身全霊で取り組んだ証しでもある。

 財前の師でもある東(あずま)貞(てい)蔵(ぞう)役の寺尾聰(あきら)には、「君が(財前役を)やるから引き受けたよ、と言ってもらった」と表情をほころばせる。あるシーンでは、直前になって台本が変わったこともあった。「僕が感情を込めて子供っぽく怒ったシーンなんですが、それについても『今のは良かったよ』と褒めてくださって。そういう先輩にも支えられました」

 「今の時代に5夜連続ってすごいことです。1話から5話まで、財前の人生を全部見てほしい。泣ける話になっていますから。力が入った映像、作品になっています」。そう語る目は財前以上の力強さをたたえていた。 (文化部 兼松康)

おかだ・じゅんいち 昭和55年、大阪府出身。平成7年、アイドルグループ「V6」の一員としてシングル「MUSIC FOR THE PEOPLE」でCDデビュー。映画化もされたテレビドラマ「木更津キャッツアイ」(14年)、大河ドラマ「軍師官兵衛」(26年)、映画「図書館戦争」(25年)、「永遠の0」(同)、「散り椿」(28年)など、主演作多数。

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