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【安倍政権考】菅官房長官の「令和おじさん」ブームで政権にきしみ

 一方、新元号「令和」の発表後、官邸にも波風が立っている。ある政府関係者は「官邸の中は抜き差しならない状況になっている」と話す。

 平成の御代替わりでは、昭和天皇の崩御が伴ったこともあり、「平成」の発表は小渕恵三官房長官(当時)が行い、首相は書面で談話を出すのみだった。今回は上皇さまがお元気な中での改元であるため、安倍首相自らが新元号を公表する案が検討され、実際に複数の政府高官が首相と菅氏に進言した。

 しかし、最終的に首相の判断で菅氏が新元号を発表することが決まった。

 菅氏は年下の首相に対し、常に敬語を使う。観光振興による成長戦略や携帯電話料金の値下げなど“菅案件”と呼ばれる政策は、首相の看板政策である「アベノミクス」が目指すデフレからの脱却が目的だ。首相はそうした菅氏の献身と貢献を誰よりも理解している。だからこそ、新元号発表という「せっかくの晴れ舞台」(首相)を菅氏に譲ったのだ。

 ただ、数年前から、首相が全幅の信頼を置く今井尚哉首相秘書官と菅氏に対しては、自民党や経済官庁の中で「どちらが決定権を持つのかわかりにくい」などと戸惑いが広がっている。菅氏が「ポスト安倍」として影響力を増すようになったことで、首相と菅氏の真意とは別に、永田町や霞が関の思惑もからみ、官邸内の主導権争いは激化するだろう。

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