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【環境技術】東芝、太陽光発電をメーン電源に 実用化に期待

 現在は703平方センチメートル(24・15センチメートル×29・10センチメートル)まで印刷できる面積を拡大している。今後、実用化サイズとして想定される900平方センチメートルを目指すほか、発電効率を高め、12年まで1キロワット時の発電コストを7円まで引き下げたい考えだ。

 また、今年1月に公表したのは、亜酸化銅を用いた太陽電池の透明化技術だ。透明化により、従来の結晶シリコン太陽電池の上に重ねることで“2階建て”の太陽光パネルが可能になり、パネルの設置面積当たりの発電効率が高まる可能性が期待されている。

 過去にも別の素材を使った2階建て電池はあったが、従来の太陽電池の最大3000倍という高コストがネックだったという。

 亜酸化銅は地球上に豊富に存在する銅の酸化物で原材料費を抑えられるほか、結晶シリコン太陽電池とは異なる波長域の光を吸収して発電する特徴がある。結晶シリコンとの2階建てにできれば、太陽光を余すことなく活用できる。東芝は結晶化の際に透過率が最大となるポイントを突き止め、“1階部分”となる液晶シリコン太陽電池が約8割の出力を維持できる水準まで透明度を高めた。

 この技術を活用し、東芝は3年後までに低コストな2階建て太陽電池を完成させ、従来の結晶シリコン太陽電池が単独では届かないとされている30%台の発電効率を目指す。(経済本部 佐久間修志)

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