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五輪選考で男女差別? 自転車女子選手と競技連盟、確執の6年

 さらに、JCFから日本代表チームで活動中の機材搬送費用が支払われなかったとして、與那嶺が支払いを求めて東京地裁に提訴。裁判は今も係争中だ。

個人へのハラスメント?

 対立が何度も表面化する背景には、JCF幹部や日本代表チームのコーチ陣と、與那嶺や彼女の個人コーチとが日常的に反目している事情がある。

 ただ、JCFがリオ五輪の代表選考をめぐり與那嶺を外した処分を取り消したにもかかわらず、東京五輪の代表選考で再び與那嶺に不利な基準を設定したことについて、競技関係者やファンの間では「選手個人へのハラスメントではないか」との見方も出ている。JCF関係者は、特定の選手を有利・不利にする想定はないとしている。

 女子スポーツをめぐっては昨年、オリンピックを4連覇したレスリングの伊調馨に対し日本レスリング協会幹部がパワーハラスメントをしていたとして、この幹部が辞任。また体操の女子選手も日本体操協会幹部によるパワハラ疑惑を告発し、注目を集めた。重量挙げの女子選手に対する日本ウエイトリフティング協会幹部のパワハラ疑惑も取り沙汰された。

 スポーツ競技団体では、現役時代に実績を残した選手が要職に就くなど、身内で意思決定の枠組みを作るケースが多い。このため社会常識とのずれに気付かず、ガバナンス(組織統治)の欠如に陥りやすい-との指摘もある。

男女に差「JCFだけ」

 今回、東京五輪の代表選考をめぐる與那嶺の仲裁申し立ては、新聞各紙をはじめ、NHKニュースや週刊文春のウェブサイトなどでも取り上げられ、注目を集めている。

 代表選考基準の男女間の差異については、「男女で競技レベルや競争環境が異なるため、やむを得ない」と理解を示す声もある。ただNHKは、東京五輪で競技が実施される33の国内競技団体にアンケートし、22団体から回答を得た中で、団体競技を除けば「男女で選考基準に違いがある」としたのはJCFだけだったと報じた。

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