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「令和」由来の宴に謎? 大伴旅人が詠んだ花は、はかない「落梅」だった

 そこで尾田さんは、この3首に出てくる人(膝を枕にしたい人、うるはしき君、我が背子)はすべて長屋王を指していると新説を提起する。

 「藤原氏といっても一枚岩ではなく、房前は長屋王や旅人に近い立場で政治を動かしていた。旅人と房前は他人には分からないように、共に力を尽くした長屋王への親愛と憐憫(れんびん)、そして無念の情を歌い上げたのではないでしょうか」

 長屋王は、平城京北東側の佐保の地に作宝楼(さほろう)という文化サロンを設けて季節ごとに詩歌の宴を開き、房前も参加したことが知られる。

 長屋王の変から約1年後に、旅人が長屋王をしのんだ「梅花の宴」。天から梅の花が散る情景の意味はもう明らかだろう。令和のもとになった宴には、さまざまな思いが隠されているようだ。

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