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地震・台風被害の大阪高槻の銭湯、クラウドファンディングが復活支援

 宮田さんは、浴場組合に被害状況を報告するため、高槻のほかの7件の銭湯をまわった。割れた窓ガラスの破片が飛び散った風呂場、扉が出入り口に倒れている惨状を見て、「ぞっとして、怖くなった。営業時間中だったら、どんなことになっていたか。お客さんは裸で素足。休業していてよかったと思った。再開しようという気持ちが一気になくなった」。

 そこに9月の台風21号の暴風によって、ガラスの天窓に大きなひびが入るなどの損傷が加わった。最初は細い筋のようだった外壁の亀裂は、台風のあと、日ごとに広がっているように見えた。

 「お母ちゃんは、ちょっと体は楽になったんやけどな、地震と台風で、だめ押しされたみたいで。再開できるかどうか、わからんねん」。年末頃まで、常連客らに再開時期を尋ねられても、こう返すしかできなかった。

再開望む声

 しかし、再開へと気持ちを後押ししたのは、やはりお客さんの声だった。「いつ開けるの?」「開けて~な」と街を歩くと声をかけられ、再開を待ち望む人は少なくなかった。

 銭湯には「当分、休みます」と書いた張り紙をしていた。廃業としなかったのは「頭の中で、開けられるなら、開けたいという気持ちがあったから」。自分自身も休業してから、手持ちぶさたな感覚にとらわれていた。

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