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【希少がんと共に生きる】たくましい若きサバイバー 抗がん剤をやめて思うこと

 団体の事務局長は17歳で急性リンパ性白血病を発病し、21歳で再発した経験をもつ熊耳宏介さん(36)が務める。熊耳さんによると、置いてくれる病院を探すのも大変だったらしい。「聞いたことのない団体から『体験談を載せたフリーペーパーを置かせてください』といわれても、普通、怪しがりますよね」と笑いながら振り返る。

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 15~39歳頃までの思春期と若年成人(Adolescent and Young Adult)を指す「AYA(アヤ)世代」の患者は進学、就職、結婚、出産など人生の節目と治療時期が重なり、悩みや不安を抱えることが多い。このため、近年、心のケアなど社会的サポートの必要性が声高に叫ばれるようになった。

 今でも、がん経験を公にすることに対し抵抗を覚える若者のサバイバーは少なくない。実際、お披露目会の参加者には「心の整理がついていない」と取材を断る人もいた。

 筆者自身ががんサバイバーだからといって、がんサバイバーの誰しもが気を許してくれるわけではない。そんなことを改めて思い知った。部位が同じでも、がんの症状や治療法は千差万別。心に傷を負っているのなら、その胸のうちに土足で入り込むのは避けなければならない。自分にそう言い聞かせながら、取材を続けた。

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