PR

ニュース プレミアム

【メディア会見録】4月(上)「公共メディア実現の新しい時代」

NHKの上田良一会長
NHKの上田良一会長

 4月に行われたテレビ・ラジオ各局の会見では、NHKの会長がテレビと同じ番組をインターネットでも流す常時同時配信の実現に絡み、「『令和』という新たな時代はNHKにとっても公共メディアの実現という新しい時代になる」と期待を語った。

「追求する公共的価値の実現に努める」

 【NHK会見、4月4日午後3時~】

 《上田良一会長が新年度の所感を述べた》

 上田会長「新年度のNHK予算・事業計画は衆参両院において全会一致により承認を頂いた。全会一致での承認は会長就任以来3年連続で、広く視聴者に負担頂く受信料で成り立つNHKにとり大変意義のあることと受け止めている。公共メディアとして視聴者の期待に応える放送サービスを提供するため、将来にわたって持続可能な形にNHKを再構築するという目的を役職員と共有しつつ、私が先頭に立って抜本的な業務改革に取り組む。また、今の通常国会にはNHKがテレビ放送をインターネットに常時配信することを可能とする放送法改正案が提出されている。NHKは放送を太い幹としつつインターネットを補完的に活用することで、視聴機会の拡大を目指している。法改正によって常時同時配信が実現すればスマートフォンなどの携帯端末を利用していつでもどこでも必要な情報やコンテンツを得られるようになる。平成の終わりに伴って迎える『令和』という新たな時代はNHKにとっても公共メディアの実現という新しい時代になる。放送と通信の融合時代にも信頼される情報の社会的基盤としての役割をしっかりと果たし、NHKが追求する公共的価値の実現に努める」

「それぞれの事情に基づいて選択肢頂いた」

 【文化放送会見、4月16日正午~】

 《日本民間放送連盟(民放連)が3月、ラジオのAM放送をFM放送に転換できるよう総務省に制度改正を要請した。災害対策としてAMラジオ番組をFM周波数で流すFM補完放送「ワイドFM」に現状のAM放送を一本化できる制度の整備を求めたもので、上口(かみぐち)宏社長が所感を述べた》

 上口社長「手続き上の問題もあるし、決まっているわけでもないが、我々としては色々な選択肢をいただいたものだと思っている。再免許申請は5年ごとで、早ければ2023年から2028年のどこかでということになると思うが、それぞれの局のエリア事情や、個社の判断があってのことであり、それによってAM、FMを併用する社もあると思うし、AMを停波してFMに転換する社もあると思う。それぞれの事情に基づいて選択肢を頂いた。私どもは(埼玉県の)川口の送信所から広大な敷地を有しつつ、FMはスカイツリーから電波を出しており、二重投資ということがあるが、一方でワイドFMは非常に高音質でよく放送を聴いて頂ける。さらに、都市難聴ということで、関東、首都圏は難聴問題がある中で、電波特性でいうとFMは秀でているとか、いろいろなAMの良さ、FMの良さがあって、どちらかにシフトするか併用をそのまま続けるか、これは送信所のアンテナの耐用年数などもある。一番大切なリスナーのこと、さらに、クライアント、エージェンシー、それぞれの考え方もある。社員についてもそう。社員説明会を近々催す。一直線に明日からとか、すぐ制度改正したらその場でAMをやめてFMにシフトするとかではなく、慎重に検討を重ねていくというのが現状」

 《フリーアナウンサーの吉田照美がゲストとして登場。吉田は現在、平成9年にスタートし、今春で22周年を迎えた2時間の生ワイド番組「伊藤四朗 吉田照美 親父(オヤジ)・熱愛(パッション)」(毎週土曜日午後3時~)などに出演中。吉田が同局で昭和62年から平成19年まで20年続いた「吉田照美のやるきMANMAN!」を振り返った》

 吉田「『やるきMANMAN』が20年、長すぎたという思いはあるが、番組も結局は当たったのですごかったと思う。僕がやった番組で一番聴かれて影響力があったのは『やるきMANMAN』だったと思う。業界の人も聴いてたし、街を歩いていても反応が違った。すごかったのは、赴任先が東京以外になって、ラジオが聴けないエリアになると嫌で会社辞めたっていう人がいましたからね。『やるきMANMAN』が聴けなくなるから。そういう人が3、4人はいたと思う。やってる方としてはそんなのいいのかなという思いがあったのと、番組が自分たちでやっているつもりでも、自分たちのものでなくなるというか、聴かれる番組というのはそれぐらいまでなるんだなというある種の怖さみたいなものをそのときは感じた」

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ