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【エンタメよもやま話】英のベンチャー企業がめざすロンドン~NY間1時間という夢の時代

1994年9月5日、関西国際空港の開港を祝うために日本に飛来したエルーフランスの超音速旅客機コンコルド
1994年9月5日、関西国際空港の開港を祝うために日本に飛来したエルーフランスの超音速旅客機コンコルド

 今週ご紹介するエンターテインメントは、航空機関連のお話です。

 10連休のゴールデンウイーク(GW)に突入しましたが、海外旅行に行かれる、もしくは既に海外におられる皆さんの多くは「何時間も飛行機の中でじーっとしているのは、やっぱりしんどいなー」「もっと早く着けばいいのに」と思っておられるのではないでしょうか。

 今回のコラムは、そんな皆さんにとって、“朗報”かもしれません。

    ◇   ◇

 4月8日付の米経済系ニュース専門局CNBCや英紙デーリー・メールや、同月10日付の米CNNトラベル(いずれも電子版)などが報じているのですが、英南東部オックスフォードシャーに本社がある航空宇宙機器メーカー「リアクション・エンジンズ」が、音速の約3倍、マッハ3・3(時速約4000キロメートル)の速度で飛べる超音速の旅客機向けのエンジン技術の開発に成功したというのです。

 マッハ3・3といいますと、英仏が共同開発し、ニューヨークとパリ間を約3時間半で飛んだ超音速旅客機コンコルドの飛行速度より約50%早く、これまでに作られた世界最速のジェット機で、かつて米空軍が配備したロッキード社の戦略偵察機「SR-71(愛称・ブラックバード)」の速度記録に匹敵します。

 1989年設立のベンチャー企業、リアクション・エンジンズは、超音速機やロケットの推進装置の開発などを手掛けていることで有名なのですが、今回は、同社が開発中の宇宙往復機用新型ハイブリッドエンジン「SABRE(Synergetic Air-Breathing Rocket Engine)」の実用化に向けた実験の成果として、明らかにされました。

 実験は、米西部コロラド州の航空宇宙港に同社が新設したテスト施設で行われました。一般的に、航空機などがこうした超音速で飛行するためには、当然ながらエンジンは大出力を出さねばなりません。その際、エンジン内を流れる空気が非常に高い温度に達し、これがエンジン本体を溶かしたり、損傷させたりする原因となるのです。そこで同社の研究チームは、エンジン内を流れる高温の気流を管理するための新たな熱交換器「プリクーラー(予冷器)」を開発しました。エンジン自体に入り込む前の空気の温度を下げるための機器ですが、同社が開発した予冷器は、エンジンに入り込む空気の温度を20分の1秒という早さで1000℃から室温まで下げることに成功したのです。このプリクーラーの性能を米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)社のターボエンジン「J79」で実験。その成果を4月8日に発表したのでした。

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