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令和によみがえる「豊臣の大阪城」基金2.4億円で

当時の工法を現代に伝える貴重な資料

 公開されるのは、本丸内の天守閣南東約50メートルに位置し、大型複合商業施設「ミライザ大阪城」(元市立博物館)から北約30メートルの地点に埋もれている石垣遺構。

 59年の豊臣時代の3段の本丸地盤のうち、最上段の「詰ノ丸」と中段の「中ノ段」をつなぐ南東隅の石垣。夏の陣による火災の痕も一部残っているという。

 自然石を積み重ねた「野面積(のづらづみ)」の技法に加え、隅の部分には直方体の石材を交互に積む「算木積(さんぎづみ)」の技法が使われており、安土桃山時代の石垣工法の変遷を知るうえでの貴重な資料にもなる。

 展示館の規模は東西約30メートル、南北約20メートル。地下から高さ約8.5メートルの吹き抜けがある展示ホールは、「豊臣時代の石垣」が高さ約6メートル、幅約8メートルにわたって露出させる。見学者は地下に下りて石垣を見上げるだけでなく、バルコニーや階段からも観賞できるようにする。地上部にはガイダンスルームやシアタールームも設けることにしており、資料や映像を通じて当時の大阪城を学習する。入館は有料とする方針だ。

 大阪城天守閣の北川央(ひろし)館長は「豊臣時代の石垣を公開展示することで、大阪城の2つの時代を重層的に実感して、大阪城の歴史に理解を深めてほしい」と話している。

著名人も自治体もバックアップし寄付の輪広がる

 このプロジェクトを支えているのが、市民らからの寄付金だ。大阪市は平成25(2013)年4月、ふるさと納税が適用される「太閤なにわの夢募金」を立ち上げた。目標額は5億円で、ホームページやSNSなどを活用して寄付を呼びかけた。

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