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元祖ゆるキャラ・ひこにゃんが消える? 市長と議会の対立でとばっちり

「令和」と書かれた色紙を持つひこにゃん=4月1日、彦根市
「令和」と書かれた色紙を持つひこにゃん=4月1日、彦根市
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 ゆるキャラブームの火付け役となった滋賀県彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」がこの春突然、活動継続の危機に陥った。新年度の活動経費を含む約3千万円を盛り込んだ市の当初予算案が3月、市議会で否決されたためだ。業務委託先の民間団体が寄付を募って何とか活動を引き受け、事なきを得たが、騒動の背景には市長と市議会の根深い対立があり、ひこにゃんはそのとばっちりを食った形だ。

突然の危機

 発端は3月20日の彦根市議会定例会。市の平成31(2019)年度一般会計当初予算案(約443億円)を市議会が反対多数で否決。予算案にはひこにゃんの活動費用など3020万円が計上されていたが、宙に浮くことになった。

 財政難の市は歳出を抑え、予算案には70年近く続けてきた恒例の花火大会の補助金や学校の備品購入費などを盛り込まなかった。これに市議会が「市の失政のツケを市民に払わせるもので、彦根市の文化や伝統を壊す」などと反発。当初予算案の不成立で、市は4~7月の4カ月分の暫定予算を組んだが、人件費など義務的経費を優先し、ひこにゃんの経費は計上されなかった。

 市議会はこれまでも、違法な契約で市庁舎の耐震工事が中断していた問題などで市の姿勢を批判。先の定例会では大久保貴市長に対する不信任決議案も提出されたが、可決に必要な出席議員の4分の3(18票)に1票届かず否決された。

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