PR

ニュース プレミアム

【プールサイド】低調な競泳界 突破目指して5月に“追試” 

日本選手権の男子400m自由形で優勝した吉田。5月下旬からの追加選考で代表入りなるか=2日、東京辰巳国際水泳場(納冨康撮影)
日本選手権の男子400m自由形で優勝した吉田。5月下旬からの追加選考で代表入りなるか=2日、東京辰巳国際水泳場(納冨康撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 8日まで開催された競泳の日本選手権は低調な結果に終わった。全34種目で日本記録の更新は昨年の10回から2回に激減。世界選手権(7月、韓国)の代表の座を個人種目で射止めた選手はわずか10人で、リレー派遣を含めても17人にとどまった。リオデジャネイロ五輪を控えた4年前の2015年の25人から大幅に減った。

 派遣標準記録を突破した上位2人が世界選手権の切符を獲得できた今大会だが、1位になっても派遣標準記録を突破できない“笑顔なき優勝者”が多い大会となった。

 象徴的だったのは、1992年バルセロナ五輪で岩崎恭子さん、2016年リオデジャネイロ五輪で金藤理絵さんが金メダルを獲得し、“お家芸”ともいえる女子200メートル平泳ぎ。第一人者の渡部香生子(JSS)は優勝しても約1秒、派遣標準に届かず、「残念の一言」と肩を落とした。

 優勝しても派遣標準を切れず、涙したのは男子7種目、女子は11種目に上る。世界ランキング16位相当を目安として作成されている日本水連の派遣標準は厳しすぎるという声もあるが、日本代表の平井伯昌コーチは「私たちは、国際大会で全員が決勝進出という目標を掲げている。自国開催の東京五輪の重圧も踏まえ、乗り越えてほしいライン」と意に介さない。

 ただ、20年東京五輪を見据え、1人でも多くの選手に世界選手権の経験を積んでほしいとの思いもある。日本水連は5月30日からのジャパン・オープンで追加選考、つまり“追試”を行う。

 派遣標準はそのままで、突破者を増やすための“秘策”がある。日本選手権で涙した優勝選手、またはリレー派遣の候補選手を対象に特別強化をするというもの。日本選手権で代表入りした選手が4月25日から5月中旬まで実施する豪州遠征に参加でき、代表の強化拠点である国立スポーツ科学センター(JISS)の50メートルプールも利用できるようにした。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ