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【酒呑み鉄子の世界鉄道旅】モスクワっ子のデート飯は、シャンパンとキャビアと“日本クオリティ”のシーフード

芸術を愛するロシア人は、美しいものがとにかく好きとか。街のあちこちがライトアップされ、インスタスポットとして賑わっていた
芸術を愛するロシア人は、美しいものがとにかく好きとか。街のあちこちがライトアップされ、インスタスポットとして賑わっていた
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 【酒呑み鉄子の世界鉄道旅フィンランドから鉄道で国境を越えたロシア旅(2)】ロシアを旅するにあたって、最大の心配の種は言語だった。これが中国文化圏なら、音声ではまったく理解できなくても漢字で筆談という手があるし、韓国ならハングルがひと文字も読めずとも、そもそも日本語を話してくれる韓国人が多いから何の不安もない。

 だけどロシア。話せるロシア語は「スパシーバ」と「ハラショー」のたった2語(滞在中に「フクースナ(おいしい)」も覚えました!)で、キリル文字は全然読めない。そのうえロシア。助けはまず望めないだろう。

 ところが実際にモスクワへ来てみると、そんな心配は杞憂だった。特に若い世代には「外国ともっと交流しよう」という動きがあるそうで、なんとアメリカ文化が流行り、英語の勉強もトレンド。とはいえまだまだ勉強中で、その習熟度合いが、英語には同じくコンプレックスのある日本人にとって、なんというかちょうどいいのだ。(写真・文/トラベルジャーナリスト 江藤詩文、取材協力:フィンエアー

「ワイン&クラブ」のカニセット。ソムリエいわく、女子会(モスクワでも流行中!)ではカニにシャンパンを合わせるのがブームということで、まずはシャンパンで乾杯!
「ワイン&クラブ」のカニセット。ソムリエいわく、女子会(モスクワでも流行中!)ではカニにシャンパンを合わせるのがブームということで、まずはシャンパンで乾杯!
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「ワイン&クラブ」でカニの前に登場したおつまみのエビ。こちらも日本に輸出されている
「ワイン&クラブ」でカニの前に登場したおつまみのエビ。こちらも日本に輸出されている
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近未来的なデザインの「ワイン&クラブ」のワインセラー。ヨーロッパのワインを中心にロシア産やアメリカ産のワインや日本の酒なども置いている
近未来的なデザインの「ワイン&クラブ」のワインセラー。ヨーロッパのワインを中心にロシア産やアメリカ産のワインや日本の酒なども置いている
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 前回レポートしたように、まず前提としてロシアは酒呑みにとって非常に居心地がいい。今夜はどこで飲もうかな。ということで、モスクワっ子のデートスポットとして人気が高いというワインとシーフードの専門店「ワイン&クラブ」を訪れた。ちなみにこの店もキャビアが名物のひとつだが、前日に散々キャビアを堪能(ふふふっ!)したので、この日はカニづくし食べ比べセットを選んだ。

 みっしりと身の詰まったタラバ蟹や上品な甘さの毛蟹は、日本へも多く輸出されている。日本への輸出基準を上回る品質のシーフードを「日本クオリティ」とか「サシミクオリティ」と言うそうだ。輸送の関係から、日本へは急速冷凍して運ばれることが多いが、この店のウリは「日本クオリティ」のシーフードを新鮮なまま提供できること。5種類のフレーバーソースで時々味を変えながら、今度はカニを飽きるまで満喫することとなった。日本クオリティ、最高。

「ツインズ ガーデン」の双子のシェフ。世界のベストレストランというレストランランキングの2018年度版で、これからくる店として注目される51~100位のランキングの72位に入っている
「ツインズ ガーデン」の双子のシェフ。世界のベストレストランというレストランランキングの2018年度版で、これからくる店として注目される51~100位のランキングの72位に入っている
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本物の野菜を使ってアーティストがデザインした「ツインズ ガーデン」のアートピース
本物の野菜を使ってアーティストがデザインした「ツインズ ガーデン」のアートピース
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すべてモスクワ近郊で採れた品種の異なるトマトを、それぞれの甘さや酸味、食感を引き立てるようにひとつずつ調理して、ひと皿に盛り合わせた「ツインズ ガーデン」の前菜
すべてモスクワ近郊で採れた品種の異なるトマトを、それぞれの甘さや酸味、食感を引き立てるようにひとつずつ調理して、ひと皿に盛り合わせた「ツインズ ガーデン」の前菜
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 モスクワ近郊で収穫される野菜もおいしいということで、次に訪れたのは、モスクワでいま話題を集める新進気鋭の「ツインズ ガーデン」。

 ここは双子のシェフの共作料理が特徴で、ひとりは理系脳の研究者、ひとりは芸術脳のアーティストとしてのアプローチから食材を調理して、ひとつの作品を作り上げていく。レストラン内には燻製器や乾燥機などを備えた大きなラボ(研究所)まであり、ゲストはまずオープンキッチンでスタッフと交流しつつおつまみを食べ、ラボに移動して実験的な取り組みを見学しながら数品、さらに天気がよければテラスに出て何品かを味わうという劇場型の動線がおもしろい。

 ラボでは酒造りにも取り組んでいて、野菜コース(肉や魚が入るコースもある)を選ぶと、希望者には、野菜からつくったワインやビールがなんと全皿にペアリングされるという凝りようだ。

モスクワのマーケットは屋内型で、シーフード、肉、野菜など品種ごとにゾーンが分かれていて買い物しやすい。2階にはフードコートもある
モスクワのマーケットは屋内型で、シーフード、肉、野菜など品種ごとにゾーンが分かれていて買い物しやすい。2階にはフードコートもある
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選んだフルーツを手渡すとその場でしぼってくれるフレッシュなフルーツジュース
選んだフルーツを手渡すとその場でしぼってくれるフレッシュなフルーツジュース
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キャビアのお供のサワークリームやチーズなど乳製品も豊富。広大な大地から採集したハチミツもいい
キャビアのお供のサワークリームやチーズなど乳製品も豊富。広大な大地から採集したハチミツもいい
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 ところで、私が野菜の発酵や半乾燥やら、カニの仕入れやらことまで聞けたのは、みんなが英語を話しているから。お土産を物色しに訪れた市場でも「日本大好き」と言ってあれこれ試食させてくれたり、たくさん買ったらちょっぴりおまけを付けてくれたりした。

 それにしても、これはロシアを訪れたことのある旅行者なら誰もが賛同してくれると思うが、ロシアの若い女性の可愛いことといったらない。ほっそりとスタイルがよく、金髪に白い肌。ニコニコと愛想がいい。そんな彼女たちが勉強中の英語に詰まると、両頬に手を当てながら「アイムソーリー、マイ イングリッシュ イズ バッド」なんて言うものだから、女性同士でもきゅんとする。いわゆる“萌え”ってこんな感じなんだろうか。

芸術に造形が深くなくても、モスクワでここだけは行っておきたいボリショイ劇場。ゲストの服装は意外とカジュアルだった
芸術に造形が深くなくても、モスクワでここだけは行っておきたいボリショイ劇場。ゲストの服装は意外とカジュアルだった
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生演奏ならではの迫力がすごい。上演中は撮影禁止だが、カーテンコールでは撮影もできる
生演奏ならではの迫力がすごい。上演中は撮影禁止だが、カーテンコールでは撮影もできる
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 入国時の管理官こそ「これだから、おそロシアなんて言われるのよ」と心の中でつぶやく対応だったけれど、今となっては、あの入国審査がなければ旧ロシアらしさを感じられなかったから、かえってよかったと思ってしまう。

 楽しすぎて名残惜しいモスクワに後ろ髪を引かれながら、「ロシア人はジェントルマン」と言われるように、通りすがりの男性にスーツケースを持ってもらいつつ、次は“ロシアの京都”を目指します

毎朝日替わりで2種類のキャビアが登場したモスクワのホテルの朝食ブッフェ。シャンパンも飲み放題で、朝からシャンパン&キャビアを楽しんだ
毎朝日替わりで2種類のキャビアが登場したモスクワのホテルの朝食ブッフェ。シャンパンも飲み放題で、朝からシャンパン&キャビアを楽しんだ
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モスクワには駅が9つあり、行き先によって利用する駅が異なるのがちょっとややこしい。しかしロシアには有名な列車がいくつもある。こちらは次回レポートします
モスクワには駅が9つあり、行き先によって利用する駅が異なるのがちょっとややこしい。しかしロシアには有名な列車がいくつもある。こちらは次回レポートします
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