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平成関西サブカル史(1)「OTAKUフジ」連載開始(平成18年10月)

平成18年10月6日発行の夕刊フジで「OTAKUフジ」の連載が始まった
平成18年10月6日発行の夕刊フジで「OTAKUフジ」の連載が始まった
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 「新規読者を開拓するため、オタクに向けた紙面を作る。担当はお前だ」

 産経新聞の遼紙「夕刊フジ」関西総局の記者だった平成18(2006)年夏、当時の上司から突然の命令が舞い降りた。10月6日発行の夕刊フジには、「日本橋でアニメ映画祭」と題する記事が紙面を飾った。「OTAKUフジ」の記念すべき第1回の掲載だ。

 記事には、実行委員長を務めた映画監督、大森一樹さんのインタビュー記事も掲載。関西のサブカルチャー街と呼ばれる大阪・日本橋の印象について「本当に客層が変わった」「メイドの呼び込みを見ていると戸惑ってしまうが、街がにぎわうのは悪くない」と語っていた。

上司から突然の命令…大阪本社移転が契機

 OTAKUフジの企画が始まったのは、前年夏に産経新聞大阪本社が大阪市北区梅田から同市浪速区湊町に移転したことが契機となった。弊社を含むミナミを拠点にする企業や地域関係者による「ミナミ活性化委員会」が発足。そのつながりで「オタクの記事を載せられるのは夕刊フジでしかできない」と上司から説明され、「この世界が好きそう」として担当記者に白羽の矢が立った。

 生まれ育った街・日本橋に対して、取材を通じて少しでも地域貢献したいとも感じていた。幼少時は「でんでんタウン」と呼ばれる日本一の電気街として知られていたが、気がつけば関西有数のサブカルチャー街に変貌を遂げていた。このときの驚きは、平成16年12月に夕刊フジで連載した企画「でんでんちゃうやん!! 日本橋最新事情」でも紹介している。

趣味を究めた人…日本人全員が「オタク」

 かつては関西家電量販店の四天王「上新電機」「ニノミヤ」「マツヤデンキ」「中川無線」を中心に栄えていたが、ヤマダ電機やヨドバシカメラ、ビックカメラなどの大手家電量販店が相次いで大阪に進出し、最終的に生き残っているのは上新電機のみ。その一方で、メインストリート・堺筋より西にある通称「オタロード」の方に注目が集まっていた。

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