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【中山優馬が見たフェルメール】「手紙を書く婦人と召使い」 想像して鑑賞する楽しみ 

ヨハネス・フェルメール《手紙を書く婦人と召使い》1670-1671年頃 アイルランド・ナショナル・ギャラリー Presented, Sir Alfred and Lady Beit, 1987 (Beit Collection) Photo ? National Gallery of Ireland, Dublin NGI.4535
ヨハネス・フェルメール《手紙を書く婦人と召使い》1670-1671年頃 アイルランド・ナショナル・ギャラリー Presented, Sir Alfred and Lady Beit, 1987 (Beit Collection) Photo ? National Gallery of Ireland, Dublin NGI.4535

 《手紙を書く婦人と召使い》1670-1671年頃 アイルランド・ナショナル・ギャラリー 

 エンタメ情報番組「ピーチケパーチケ」(カンテレ)で美術館を巡るコーナーを担当しているので、絵画に触れる機会が多いのですが、一足先に東京で見た「フェルメール展」は最高でした。絵画はもちろん、演出もすばらしい。フェルメール作品は、色使いやコントラストもすてきですが、中でも柔らかい光が心地よく感じられます。

 「手紙を書く婦人と召使い」を見たとき、僕はまず召使いに目が行きました。婦人は下を向いていて上半身しか描かれていないけれど、召使いは全身が描かれていて顔も上げています。しかも、絵の中央に配置されている。この絵の主役は召使いなんでしょうね。

 召使いは「あー、暇やなぁ」と思ってるのでは。足元に紙が散乱していることから、この状況が長く続いているのでしょう。窓の外を眺めている感じだけど、ステンドグラスだから外はあまり見えないと思う。手持ちぶさたで、もう飽きてるんだろうな。僕は単純にそう思いました。

 いろんな美術館を訪れるようになってから、絵はストーリーを想像しながら鑑賞すると楽しいと気付きました。若い世代の人たちにもどんどん足を運んで、自分なりのストーリーを作って楽しんでほしいです。

     ◇

 【ガイド】「フェルメール展」 大阪市立美術館(同市天王寺区)で5月12日まで。入館料は一般1800円など。問い合わせは06・4301・7285(大阪市総合コールセンターなにわコール)。

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