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赤字脱出へあの手この手、背水の女子プロ野球、10年目の挑戦

 ■室内野球を起爆剤に

 そこで角谷名誉理事が新たな戦略として打ち出したのが、オフ期間となる11~2月に室内で行う新スポーツ「ミックスボール」の開催だ。

 ミックスボールは野球をモデルに考案された米国発祥の「ウィッフルボール」を参考にした新スポーツ。投げたり打ったりすると魔球のような変化を見せる穴のあいたプラスチック製のボールとバットを使い、野球よりも少人数でプレーできる。

 リーグ所属の選手らによってチームを編成し、地元住民も参加できるようにするといい、プロ対ファンの対戦などが実現すれば、地域密着と新たなファンの獲得につながるだろう。

 角谷名誉理事は「私が冬に野球をやればいいと言うと、『野球をわかっていない』と批判された。でも、やってみなければわからない」と期待を込める。

 ミックスボールの会場では、コンピューターゲームで勝敗を争う競技「eスポーツ」の大会も開催したいという。

 ■スター選手を

 当然、本業である野球にも改革に取り組む。昨季までは京都、愛知、埼玉の各チームがホーム、ビジターを行き来して試合をしていたが、今季からは春季は京都、夏季は愛知、秋季は埼玉で集中開催する方式となった。現在、京都で開催中の春季リーグは観客10万人を目標にしている。

 また、今季はプロ野球ロッテや米大リーグ、インディアンスなどで投手として活躍した小林雅英さんがリーグの投手総合コーチに就任するなどレベル向上に向けた取り組みも進めている。プロ野球近鉄の元投手で、JWBLのスーパーバイザーを務める太田幸司さんは「女子プロ野球を代表する人気選手を育てていきたい」と意気込んでいる。(岡野祐己)

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