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赤字脱出へあの手この手、背水の女子プロ野球、10年目の挑戦

女子プロ野球ではサヨナラの走者が金色のヘルメットを着用するなど知名度向上への取り組みを続けている(日本女子プロ野球機構提供)
女子プロ野球ではサヨナラの走者が金色のヘルメットを着用するなど知名度向上への取り組みを続けている(日本女子プロ野球機構提供)
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 今季リーグ創設10周年を迎え、3月23日に開幕した女子プロ野球リーグが岐路に立たされている。2010年から毎年赤字収支が続いており、日本女子プロ野球機構(JWBL)は、観客増など黒字化の見通しが立たなければ今季限りで運営から撤退することも視野に入れるとしている。オフシーズンに野球ファンを取り込むための新たな集客策なども計画しており、女子プロ野球は背水の覚悟でシーズンに臨む。

 ■決意の丸刈り

 JWBLは1月31日、京都市内で開幕前の記者会見を開いた。リーグ創設者で、健康食品メーカー「わかさ生活」社長の角谷建耀知(かくたに・けんいち)名誉理事は「女子プロ野球にとって覚悟の1年になる。今年が最後という気持ちでやることが大事」と語り、決意を示すため昨年末に丸刈りにしたという。

 JWBLは10年から公式戦を行っている。地域密着を掲げ、現在は「京都フローラ」「愛知ディオーネ」「埼玉アストライア」の3チームによるリーグ戦と育成球団「レイア」を交えたカップ戦で、年間計70試合を開催。

 昨季は過去最高を更新する約9万6千人の観客を動員。サヨナラとなるランナーは金色のヘルメットを装着する-などユニークな試みも話題を呼んだ。選手たちは京都、愛知、埼玉でリーグ戦のポスターを自ら張って回るなど地道なPR活動を続けている。

 しかし、セ・パ合計で年間約2555万人(18年)を動員するプロ野球などとは比べることもできない規模だ。わかさ生活によると、監督や選手の人件費、試合の移動費などにはこれまで約100億円を投じてきたが、チケット収入やグッズ販売では追いつかず、過去9年間で収支が黒字化した年はない。角谷名誉理事は記者会見で「今年集客数が倍にならなければ運営からの撤退も考える」と話した。

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