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【メディア会見録】3月(中)「放送業界にとって試練の連続」

文化放送の平日朝のワイド番組「なな→きゅう」でパーソナリティーを務める元日本テレビアナウンサーの上田まりえさん(左)とタレントの鈴木あきえさん
文化放送の平日朝のワイド番組「なな→きゅう」でパーソナリティーを務める元日本テレビアナウンサーの上田まりえさん(左)とタレントの鈴木あきえさん

 3月に行われたテレビ・ラジオ各局の会見では、日本民間放送連盟の大久保好男会長(日本テレビ社長)が平成を振り返って、「放送業界にとって試練の連続の時代」と所感を述べた。

「はつらつとした番組を立ち上げる」

 【文化放送会見、3月19日正午~】

 《4月1日から新しくスタートする平日朝のワイド番組「なな→きゅう」(午前7~9時。月~木は元日本テレビアナウンサーの上田まりえさん、金曜はタレントの鈴木あきえさんがパーソナリティー)について、上口(かみぐち)宏社長が発言した》

 上口社長「朝のゾーンで女性パーソナリティーによる新しいはつらつとした番組を立ち上げる。思う存分リスナーとキャッチボールを楽しんでもらいたい。7時から9時の間は一日の仕事が始まるスタートの時間帯に当てはまる。すっきりした気分で迎えてもらうためには、聞いていただく方々に上田まりえさん特有のトークで必要な情報を簡潔にお伝えして頂けるものだと思っている」

 《上田まりえさんと鈴木あきえさんが会見に登場した》

 上田さん「ラジオ、しかもメインパーソナリティーをやらせて頂けることは本当に夢のような話。子供のころからずっとラジオを聞いて育ち、ラジオでたくさん楽しいこと、うれしいこと、悲しいこと、つらいことを共有する時間が、自分にとって励みになってここまで来ている。そういう時間をリスナーの皆さんと共有できるようなパーソナリティーになりたい」

 鈴木さん「生まれて初めてラジオの朝の生放送を担当させていただく。金曜日なので、みなさんのお疲れが一番たまっているであろう曜日だと思う。朝の時間、もう一踏ん張りポジティブスイッチを押せるような番組をお届けしたい」

「地デジの移行が一番大きかった」

 【日本民間放送連盟会見、3月20日午後3時~】

 《間もなく終わる平成を振り返っての所感について大久保好男会長(日本テレビ社長)が述べた》

 大久保会長「平成の時代にBSデジタルの放送開始があり、地デジの移行、これが一番大きかったかと思うが、そして昨年末からスタートした(超高精細映像の)4K8K(放送)、そういったことがこの平成の時代における放送の世界でのいくつかの大きな出来事だったと思う。総じて見れば技術革新が急速に進展していく、それにどう対応していくかという民放業界にとっては試練の連続の時代だったのではないか」

「テレビにとってなかなか厳しい時代」

 【日本テレビ会見、3月25日午後2時~】

 《電通が2月に発表した平成30年の国内の広告費のうち、インターネット広告は前年比16・5%増の1兆7589億円と5年連続2桁の伸びで、地上波のテレビ広告(1兆7848億円)に迫ったことに大久保好男社長が所感を述べた》

 大久保社長「テレビにとってなかなか厳しい時代になったなという思い。インターネットについては、いたずらに敵視するのではなく、私たちの業界もどのように活用していくのかが大きなテーマになっていくんだろうと思う。各テレビ局もインターネットにコンテンツを出し、そこで広告収入を上げる事業を一部で始めている

 日本テレビもやっているが、ティーバー(=民放テレビ局の公式ポータルサイト「TVer」)がその一つで、民放キー局が共同で運営するプラットフォームになっており、地方局もこれに参加できる仕組みを整えつつあると聞いている。しっかりと地上波テレビ放送のコンテンツを深め、放送の媒体としての価値向上に力を入れていくことと合わせ、インターネットにおける事業の展開にもこれからは積極的に取り組むことが必要ではないかと思っている」

「結局コンテンツが受け入れられるかどうか」

 【テレビ朝日会見、3月26日午後2時~】

 《30年の国内の広告費でインターネット広告が地上波のテレビ広告に迫ったことに絡み、テレビ朝日の早河洋会長兼CEOが発言した。30年の国内の総広告費は前年比2・2%増の6兆5300億円で、7年連続のプラスだった》

 早河会長「広告費のネットへの傾斜が目立ち、31年度はテレビを超えると思う。総広告費そのものはここ7年増え続けており、解決策はメディア価値を高めることと、特にインターネットとの融合、連携でどれだけ売り上げを上げられるかということだ。テレビ朝日でいえば、(サイバーエージェントとともに同局が開局したネット放送局の)アベマTVとのコンテンツ面と営業面での一枚岩の連携がカギとなる。シニア層に強いテレビ朝日と、10代から30代にかけて評価されているアベマが手を組むべく、番組連動も開始した。

 テレビが増えることはなかなか考えにくいが、それでもシェアとしては30%近くあって、テレビを自宅で見る長い習慣がそんなに簡単には崩れないと思う。それは、結局、コンテンツというものが大衆に受け入れられるかどうかだと思う」

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