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【国際情勢分析】30年君臨のカザフ大統領退任 プーチン氏も後継を注視

3月19日に電撃的な退任を表明したカザフスタンのナザルバエフ前大統領(左)と、規定により大統領代行に就任したトカエフ前上院議長=3月20日、同国の首都アスタナ(ロイター)
3月19日に電撃的な退任を表明したカザフスタンのナザルバエフ前大統領(左)と、規定により大統領代行に就任したトカエフ前上院議長=3月20日、同国の首都アスタナ(ロイター)
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 中央アジアの旧ソ連構成国、カザフスタンに約30年間君臨したナザルバエフ大統領(78)が3月、電撃的に退任した。同氏には、安全保障会議議長などの役職は保持して実権を握りつつ、後継体制への移行を思惑通りに進める意図があるとみられている。一方でプーチン露大統領ら旧ソ連諸国に居並ぶ長期政権の指導者たちも、中露のはざまにある地域大国カザフの“禅譲”の行く末を注視しているもようだ。(モスクワ 小野田雄一)

首都名も変更

 「私のこの先の課題は、新しい世代の指導者が権力に就き、改革を続けるのを保障することだ」

 ナザルバエフ氏は3月19日の国民向け演説で退任についてこう説明した。翌20日付で退任し、憲法の規定に従ってトカエフ上院議長(65)が大統領代行に就任した。

 外交官出身のトカエフ氏はナザルバエフ氏の最側近の一人。トカエフ氏は大統領代行への就任直後、首都の名称を「アスタナ」からナザルバエフ氏の名前である「ヌルスルタン」に変更する大統領令に署名した。首都名の変更をめぐっては一部の国民から抗議活動も起きたが、トカエフ氏は意に介さず、ナザルバエフ氏への忠誠を示した。

 トカエフ氏はナザルバエフ氏の本来の任期である来年4月まで大統領代行を務める。トカエフ氏の任期満了に伴う大統領選までに、ナザルバエフ氏の本格的後継者に選定される人物が浮上する見通しだ。

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