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【河村直哉の時事論】みずみずしい「令和」 日本の左傾の修正

新聞号外を求める多くの人でごった返す新橋駅前=4月1日午後0時42分、東京都港区
新聞号外を求める多くの人でごった返す新橋駅前=4月1日午後0時42分、東京都港区

 新元号「令和(れいわ)」発表のとき印象深かったのは、配られる新聞の号外に押し寄せた人の波だった。手にした人々のうれしそうな表情もあった。かつて元号に反対する小さからぬ勢力がこの国にあったとは、とても思われなかった。左方向に傾いていた戦後日本の、常識感覚に沿った修正は、こんなところでも進んでいる。

日本独自の文化

 それはそうだろう。新元号のみずみずしい響きに、来るべき時代への澄んだ希望や、過ぎゆく平成への郷愁を感じた人は多かろう。あるいは皇室の歴史とともにある日本に生まれた幸せを、改めて思った人もあるだろう。

 元号は単に暦年の表記であるだけでなく、日本独自の文化である。その文化は現代に生きられつつ、はるかな昔につながっている。驚くべき、また感謝すべきことではないか。

 ところがその元号に反対する、あるいは慎重な勢力が戦後の日本にはあった。

 昭和から平成への改元は昭和天皇の崩御に伴って行われた。平時とはいえない。平常時における元号議論を考えるには、昭和54(1979)年の元号法制定の経緯を見るのが参考になる。

元号法に反対の声

 この年の2月、元号法案が国会に提出された。朝日新聞の報道が詳しいので、追ってみる。

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