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脳性まひの16歳、定時制高校へ(上)小中学校で「成長」

夜間定時制の兵庫県立湊川高校に合格した権田祐也さん(中央)=神戸市長田区
夜間定時制の兵庫県立湊川高校に合格した権田祐也さん(中央)=神戸市長田区
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 重度の脳性まひで体を動かすことや話すことができず、知的な遅れもある兵庫県の権田祐也さん(16)が今月、夜間定時制の県立湊川(みなとがわ)高校(神戸市長田区)に入学した。当初は障害のある生徒を受け入れた経験が豊富で、見学でも魅力を感じていた神戸市立の夜間定時制高校を目指したが、受験者数が募集定員を下回る中で2年連続の不合格。その後の湊川高の再募集入試で合格した。神戸市立高の判定には賛否両論の声が上がったが、全国的にも重度の障害のある生徒が義務教育ではない高校に進学するのは難しいとされる。国は障害のある子供の教育の充実を目指すが、現状はどうなのか。2回にわたり考える。(西山瑞穂)

地元の小中に通学

 権田さんは546グラムの極小体重で生まれ、2歳の時に呼吸不全による低酸素脳症が原因とみられる脳性まひと診断された。その後、食事を補うために胃に管を通すための「胃ろう」をつくる手術も行った。言葉は話せないが、首の動きや発声などによって「はい」と「いいえ」の意思表示をすることはできる。

 学校に通う段階になると、代読や代筆などの学習サポートを含めた全面介助と看護師による「医療的ケア」が必要になる。権田さんが住む自治体が看護師や支援員を配置するなど、障害に伴う困難を解消するための学校や行政のサポートを受け、権田さんは小中学校に通学。苦手なことは特別な教育課程を編成できる学校内の「特別支援学級」でじっくり勉強したが、できる限り通常の学級で過ごすことを選んだ。

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