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【中村美律子が見たフェルメール】「リュートを調弦する女」のリアルな魅力に圧倒

ヨハネス・フェルメール《リュートを調弦する女》1662-1663年頃 メトロポリタン美術館 Lent by the Metropolitan Museum of Art, Bequest of Collis P. Huntington, 1900 (25.110.24). Image copyright ? The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY
ヨハネス・フェルメール《リュートを調弦する女》1662-1663年頃 メトロポリタン美術館 Lent by the Metropolitan Museum of Art, Bequest of Collis P. Huntington, 1900 (25.110.24). Image copyright ? The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY
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《リュートを調弦する女》1662-1663年頃 メトロポリタン美術館

 

 ふだん、美術展に足を運ぶことはあまりないのですが、今回はフェルメールとお聞きして、ちょっと勉強してから来てみました。館内の静謐(せいひつ)な雰囲気とともに、どの作品にも不思議な力が宿っていて、見る者を捉えて離さないという印象を受けました。

 一番驚いたのは、絵画に登場する女性たちが着ている衣服が本当にリアルに描かれていることですね。見ているだけなのに、実際に手で触れた感触が伝わってくるかのよう。

 また、絵画で描かれている女性たちの会話が聞こえてくるようでもありました。「手紙を書く婦人と召使い」も興味深かったです。手紙を書いている女性のすぐ後に、召使いの女性が立ってはるでしょ。後に人が立っていて、気にならんのかなあ、と。私なら1人っきりの時でないと、手紙は書けないな。

 一番印象に残ったのは「リュートを調弦する女」ですね。私も約20年前から、同じ弦楽器である三味線を長く練習しているので分かるのですが、絵画の中で調弦している女性が耳を研ぎ澄ましている様子が伝わってきました。本当にリアル。もっと長時間、じっくり鑑賞したかったです。

     ◇

 【ガイド】「フェルメール展」 大阪市立美術館(同市天王寺区)で5月12日まで。入館料は一般1800円など。問い合わせは06・4301・7285(大阪市総合コールセンターなにわコール)。

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