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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】<714>「令和」発表 文春、新潮は絶妙タイミング

新元号「令和」が発表されたことを受け、書店に設置された万葉集や皇室に関連する特設コーナー=2日午後、東京都千代田区の神保町ブックセンター(寺河内美奈撮影)
新元号「令和」が発表されたことを受け、書店に設置された万葉集や皇室に関連する特設コーナー=2日午後、東京都千代田区の神保町ブックセンター(寺河内美奈撮影)

 新元号「令和」の発表が4月1日月曜日の11時半、『週刊文春』『週刊新潮』は月曜が締め切りだから、絶妙のタイミングだ。

 『文春』(4月11日60周年記念特大号)がトップで「安倍政権VS平成皇室 『令和』暗闘ドキュメント」。

 『新潮』(4月11日号)も当然、トップで「『新元号』報じられない20の謎」。

 『新潮』の作戦勝ち。

 『文春』はどうしても「暗闘」にもっていきたかったようだが、それにしては情報不足。ムリヤリ感が否めない。

 そこへいくと『新潮』、細かい話題を20拾って、なかにはへーと思わせるエピソードも。

 たとえば、秘密保持のために、

 〈「官邸の植木に盗聴器が仕込まれていないかチェックする念の入れよう」〉(政治部デスク)

 たとえば、「改元直後に三度も内閣崩壊の不気味なジンクス」。

 1989年1月、竹下内閣は新元号「平成」を発表。すると〈消費税導入に対する反発とリクルート事件で支持率が4%台を切るまで急落。内閣は5カ月後に退陣〉。

 1926年12月、「昭和」の改元では〈大蔵大臣の「本日、渡辺銀行が破綻いたしました」という失言がきっかけで「昭和恐慌」が勃発。若槻内閣は27年4月に総辞職〉。

 1912年7月、「大正」の改元でも、〈陸軍大臣が辞表を叩(たた)きつけて〉西園寺公望内閣が崩壊。

 〈さて今回はというと、改元の5カ月後には消費税の再増税が待ち構えている〉

 安倍総理には、そんなジンクス、ぜひ、打ち破っていただきたい。

 『新潮』ではもう1本。「『働き方改革』が国を滅ぼす」。

 〈仕事量はそのままに残業を減らせば、だれかにしわ寄せが〉という実情を拾っている。

 〈働き方改革を通じて、日本人はいま、総じて、イソップ寓(ぐう)話(わ)の「アリとキリギリス」におけるキリギリスになろうとしているかのようである〉

  (月刊『Hanada』編集長)

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