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【安倍政権考】新元号「令和」首相との出会いは発表5日前の3月27日

新元号「令和」の書を傍らに、記者会見する安倍晋三首相=4月1日、首相官邸(代表撮影)
新元号「令和」の書を傍らに、記者会見する安倍晋三首相=4月1日、首相官邸(代表撮影)
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 政府は1日、「平成」に代わる新元号を「令和」と決めた。元号を国書(日本の古典)から引用したのも、「令」の文字を使うのも歴史上初めてで、安倍晋三首相(64)の思いが色濃く反映されたが、令和誕生までにはさまざまな曲折があった。

 「どれもストンと落ちてこないんだよね」

 新元号発表まで1カ月を切った3月上旬、首相は周辺にこう語っていた。首相の手元には国文学、漢文学、日本史学、東洋史学の4分野の考案者が提出した案が列記された紙が届いていた。いわば、日本の叡智(えいち)が考え抜いた漢字2文字が集められていたが、この中に「令和」は含まれておらず、どの案も首相にとっては“ドングリの背比べ”だったのだろう。

 新元号の決定は約1400年続く元号の歴史に新たな一ページを加える重い決断だ。発表日が迫り、首相は焦りを感じ始めた。

    ×  ×

 昭和64年1月7日の昭和天皇崩御に伴い、翌8日に元号が平成に改められた直後から、歴代政権は極秘に平成の次の改元を見据え、元号選定に向けた準備を進めてきた。担当者が中国文学や国文学など各分野の第一人者の自宅をひそかに訪ね、新たな元号の考案を依頼。平成改元以降、政府が集めた100程度の元号案は、内閣官房副長官補室の金庫に「在庫」として保管され、随時、専門家の意見を聴きながら入れ替えてきた。

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