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【アメリカを読む】トランプ氏の本音は利下げ? FRBに恨み節

3月20日、米連邦準備制度理事会(FRB)で記者会見するパウエル議長(ロイター)
3月20日、米連邦準備制度理事会(FRB)で記者会見するパウエル議長(ロイター)
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 トランプ米大統領が3月22日の米テレビ番組で、米連邦準備制度理事会(FRB)に対し、「利上げがなければ米国の経済成長率は4%を超えていたはずだ」と不満を述べた。「低金利が好きだ」と公言するトランプ氏は、利上げを進めるパウエルFRB議長を繰り返し批判。FRBは20日に年内の利上げを見送る見通しを示したばかりだった。「強い経済」を看板とするトランプ氏が、今後の景気次第で、ツイッターなどで利下げを迫る“口先介入”に出る局面も想定される。

(ワシントン 塩原永久)

■パウエルFRB議長の方針転換

 FRBは3月20日、今年の利上げ回数をゼロとする見通しを公表した。昨年12月時点の2回の想定から大きく下方修正した背景について、パウエル議長は記者会見で、中国や欧州の減速を受けた世界経済の成長鈍化が「米国への逆風になり得る」と説明した。

 もっとも、市場関係者からは、「米景気減速を裏付ける確かなデータが出ていない」(投資顧問会社幹部)にもかかわらず、わずか3カ月で金利引き上げのシナリオを転換させたことを、いぶかる声も出ている。

 トランプ氏は昨秋以降、パウエル氏が指揮した「緩やかな利上げ」路線をたびたび批判。「FRBは引き締め過ぎだ」「気がどうかしている」とツイッターなどで“口撃”して、周囲にパウエル氏解任を口走ったと伝えられたこともある。

 そんな中、パウエル氏は1月に入ると、講演で「忍耐強く」景気を見極めると言及し、利上げに慎重姿勢を見せ始めた。さらに、金融政策を決める1月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げ路線を一時停止する可能性を示唆。そして3月20日のFOMC後には、年内の利上げを見送るとの見通しを公表するに至った。

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