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【大相撲徳俵】春場所は元大関の琴奨菊、嘉風、安美錦…ベテラン勢が奮起

春場所12日目、千代大龍(手前)を突き落としで破る琴奨菊。11勝を挙げた=3月21日、エディオンアリーナ大阪
春場所12日目、千代大龍(手前)を突き落としで破る琴奨菊。11勝を挙げた=3月21日、エディオンアリーナ大阪
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 24日に千秋楽を終えた大相撲春場所。22歳の関脇貴景勝が10勝5敗の好成績を収め、場所後に大関昇進を果たした。「世代交代」を印象づける活躍だったが、その裏でベテラン勢も若手に負けじと奮闘していた。

 とりわけ元気だったのが元大関で35歳の琴奨菊だ。今場所は前頭8枚目で迎え、初日から5連勝。6日目に碧山に初黒星を喫するも、大崩れすることなく11勝4敗で春場所を終えた。11勝を挙げるのは、大関だった平成28年初場所で初優勝(14勝1敗)を飾ったとき以来だった。

 大関時代の琴奨菊といえば、「がぶり寄り」が代名詞。がむしゃらに俵に寄っていく相撲が持ち味だった。しかし年齢を重ね、考え方や取り口に変化が生まれている。最近のテーマは、相撲を「楽しむ」ことという。

 「結果にコミットしたらダメ。若い子と(力勝負を)しても、力負けする。もう(相撲人生の)終わりがけ。最後ぐらい楽しんでもいいだろうって」。場所中にそう語っていた琴奨菊の柔和な表情が印象的だった。

 かつては本場所中の朝稽古でも思いっきり汗をかいていた。「(今それでは)しんどい。それじゃ勝てない。すぐにメンタルいってしまう。15日間どころか、3日もとれない」。冷静に自分の現状を見つめている。

 考え方を変えるきっかけとなったのが昨年9月の秋場所。7勝7敗で迎えた千秋楽で28歳錦木と対戦した。得意の左四つになりながらも前に出られず、長い相撲の末に寄り切られた。「もろに集中していったけど全く通用しなかった」。それまでの取り口に限界を感じた。

 今場所はがぶり寄りだけでなく、いなし技や、突き落としも決まり、白星を積み重ねた。日に日にファンの声援が大きくなる中、「勝っても負けても、良い相撲とるので、そこを見てもらいたい」と話していた。

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