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【酒呑み鉄子の世界鉄道旅】日本人にも人気の音楽の都、ドイツ・ライプツィヒで夢を追いかける日本人女子大生

ドイツ鉄道の車両。国境を越えてドイツに入ったことを感じさせる
ドイツ鉄道の車両。国境を越えてドイツに入ったことを感じさせる
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美しい車窓が続くチェコからドイツへの旅は、長時間でもまったく飽きることがない
美しい車窓が続くチェコからドイツへの旅は、長時間でもまったく飽きることがない
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 【酒呑み鉄子の世界鉄道旅 国境を超えて音楽をつなぐ鉄道旅(7)】ヨーロッパ31ヵ国で鉄道が乗り放題になる「ユーレイルグローバルパス」を駆使して、「音楽」をテーマに4ヵ国6都市を走り抜ける今回の旅。いよいよ最終目的地であるドイツ・ライプツィヒに到着した。最終日は心ゆくまで鉄道を乗り倒そうと、前日に滞在したチェコ・ブルノから一気に移動。チェコ・プラハ、ドイツ・ドレスデンで乗り継ぎ、およそ7時間の鉄道旅行を楽しんだ。

 ドイツ生まれの音楽家といえば、なんと言ってもベートーベンが知られている(https://www.sankei.com/premium/news/190310/prm1903100005-n1.html))が、ここライプツィヒは、日本でも人気の高いバッハ(ヨハン・セバスチャン・バッハ)とメンデルスゾーン(フェリックス・メンデルスゾーン)が活躍した地。ここでクラシック音楽を学ぶ日本人女子大生に出会った。(写真・文/トラベルジャーナリスト 江藤詩文、取材協力:ユーレイルドイツ観光局

聖トーマス教会。バッハの遺骨はここで眠っている
聖トーマス教会。バッハの遺骨はここで眠っている
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 ライプツィヒを象徴する音楽家バッハで、なじみのある名曲といえば『G線上のアリア』。吉永小百合が出演したテレビのCMや、ウィスキーのCMでも使われた、心癒される穏やかでゆったりとした美しい曲だ。メンデルスゾーンといえば『結婚行進曲』(タタタターン タタタターン タタタ ターン タタタ ターンの方)で、こちらも誰でも耳にしたことがあるだろう。

 そんな音楽の地ライプツィヒには、ドイツ最古の音楽大学「フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学ライプツィヒ」がある。メンデルスゾーンが礎を築いたとされるこの学校には、音楽家を志す人たちが世界中から集まっている。入学には厳しい試験が行われるそうだが、日本からも何人か留学していて、その中でも優秀なピアニストの渡辺晴香さんと、フルート奏者の大井絵理子さんが、演奏会を開いてくれた。

バッハが愛用した楽器や手書きの楽譜のレプリカなどが展示された「バッハ博物館」
バッハが愛用した楽器や手書きの楽譜のレプリカなどが展示された「バッハ博物館」
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 夢だった留学を叶えて憧れの教授に師事し、将来的には世界を舞台に演奏する音楽家を目指すという渡辺さんと大井さん。「この街ではどこでも音楽に触れることができます」と、休日には街で開かれるコンサートを聴きに行ったり、バッハやメンデルスゾーンゆかりの地に足を運んだりしているそうだ。

 バッハゆかりの場所のひとつが、ライプツィヒを代表する「聖トーマス教会」。バッハが音楽監督を務め、有名な『マタイ受難曲』を作曲・演奏したそうだ。入口前にはバッハの銅像があり、内部のステンドグラスにもバッハの姿が色鮮やかに描かれている。教会のすぐそばには「バッハ博物館」もあり、ここには“世界で2番目の規模(最大はドイツ・ベルリン)”という数多くの収蔵品が展示されている。

「メンデルスゾーンハウス」のITを使ったアトラクション。指揮棒に合わせて音楽が流れる
「メンデルスゾーンハウス」のITを使ったアトラクション。指揮棒に合わせて音楽が流れる
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 一方、メンデルスゾーンのゆかりの場所といえば「メンデルスゾーンハウス」。メンデルスゾーンが38歳の若さでこの世を去るまでの晩年、妻と5人の子どもと暮らした家で、1997年に博物館として生まれ変わった。館内には愛用していた楽器や楽譜、メンデルスゾーンが音楽と共に愛していたという水彩画などが展示されている。ITを駆使したインタラクティブな体験ゾーンも魅力的だ。

 また、メンデルスゾーンは食べることが大好きな美食家で、特に甘いものには目がなかったそうだ。メンデルスゾーンハウスには、彼が好んだ家庭料理のレシピの展示まである。ちなみに彼は、少年時代かなりイケメンだったことでも知られている。

酒場「アウアーバッハス・ケラー」の壁画。森鴎外の姿が描かれている
酒場「アウアーバッハス・ケラー」の壁画。森鴎外の姿が描かれている
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 これ以外にも、ライプツィヒには芸術家ゆかりのスポットが数多くあり、それらを巡りながら街を散策するのも楽しい。たとえば、「ワーグナーの生家跡」を再利用した百貨店、シューマンが通ったという「カフェ・バウム」、シューマンの妻クララの家、メンデルスゾーンが音楽監督を務めていた「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団」の拠点などがある。

 なかでもおすすめは、ゲーテが通い、作品『ファウスト』にも登場するビール酒場「アウアーバッハス・ケラー」。ライプツィヒで2番目に古い1525年創業の店で、ドイツに留学中の森鴎外もよく足を運んだと言われている。

 ちなみに地元の人たちによると、ゲーテは女性関係がとてもだらしなく、バッハは20人も子どもを持った。一方、メンデルスゾーンは美少年にも関わらず、美しい妻ひと筋の人生を送ったとか。歴史に名を残す偉大な芸術家たちの、意外な素顔を見られるのもゆかりの地ならでは。

 そうそう、日本女性にもドイツ女性にも、メンデルスゾーンが一番人気になったことは言うまでもありません。

メニューはボリュームのある伝統的ドイツ料理。地元ライプツィヒで醸造されたビールが進む
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